[メイン]
GM :
正しいこととは一体何か?
犠牲の絶えない世界で、叫ぶ声は虚しく消えて行く。
より良い世界を築き上げるためには、切り捨てなければならないものがあるのでは?
されど、虐げられし者達の苦痛の声は、いつまでも聞こえ続ける。
この世界で、何を選択することが"正しい"と言えるのか?
T&T『二つの道、二つの志』
[メイン] system : [ 白の聖女エクレシア ] 経験値 : 439 → 139
[雑談] system : [ 天童 アリス ] 経験値 : 402 → 242
[雑談] system : [ 天童 アリス ] 経験値 : 242 → 72
[メイン] system : [ コピー用 ] 耐久 : 0 → 1
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ここは、他国と比べ、比較的平穏な治安となっている、「フーシャ王国」のとある酒場だ。
ここは、剣の、或いは魔力の腕に自信を持つ者達が、日銭を稼ぐために依頼を受ける、「冒険者」の集会所となっている。
今日も、他の冒険者達による品の無い大きな会話や、詩人の綺麗な唄が聞こえる、賑やかな日となっている。
あなた達"冒険者"も、いつものように依頼を受けるために、この酒場で飲み食いしながら暇を潰している。
あなたの目の前にいる者は、既知の仲か、将又偶然出会った見知らぬ冒険者か、それは定かではない─────。
[メイン] GM :
[メイン]
サウザー :
「フハハハハ───っ!」
バンっ! と酒場の扉が開かれれば
品の無い大きな会話や、そして綺麗な唄の何もかもをぶち壊しにする
もはや品の有無も糞もない大笑いが酒場に響き渡る。
[メイン] 天童 アリス : 「元気な方が来ましたね〜!」
[メイン]
ゆんゆん :
酒場のテーブル一つ。
”依頼”の待ち合わせ場として指定されたその席に、ちょこんと縮こまって座る少女一人。
品のない冒険者には似合わないような人間だが。
[メイン]
ゆんゆん :
大声に、びくっ!と肩を揺らし。
そろそろと扉の方を見る。
[メイン] ゆんゆん : 「はへ……こっ、こんにちは……」
[メイン]
サウザー :
ニヤリと口角を上げ、じろりと酒場を見渡せば。
図体がやたらでかいが、実は181㎝で諸星きらりの方が身長の高い男が
律儀に挨拶してくれたゆんゆんと、自分に視線を向けるアリスを見る。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「!」「こんにちは!」
サウザーの来店に元気よく挨拶する少女
[メイン] 白鳥ことり : 大きな音を立てて開かれた扉に気にもとめず、歌手らしく歌い続ける。
[メイン] ゆんゆん : 目線は合っていない。ぼっち特有のディスコミュニケーションだ。
[メイン]
ゆんゆん :
「……え、ええっと……
あなた”も”……ここにお呼ばれした……?」
サウザーの方をちらりと見ながら。
[メイン]
サウザー :
そして次に、元気よく挨拶をしたエクレシアにも目を向け
この流れだと、ないだろうなと思ってたけど
気にも留めずに、歌手らしく歌い続けることりにも目を向ける。
[メイン] 白鳥ことり : 目を向けられたのでサウザーにウインクで応える。
[メイン]
ゆんゆん :
そして、耳を心地よく揺らすことりをちらちら。
……あの子も冒険者……なんだよね?こんな状況でも歌を歌えるなんて、すごいなぁ……
[メイン]
サウザー :
「ふっ、このおれに怖気づく事もなく
視線を向け、あるいは挨拶をし、そしてあるいは唄い続ける……
僥倖って奴だ……そうだ! おれもここに"呼ばれた"男っ!」
[メイン] 天童 アリス : 「もしかして…南斗DE5MANのサウザーさんですか!?」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「!!」「南斗DE5MANって…あの!?」
[メイン]
サウザー :
「! フフフフ……どうやらおれの名声はここまで轟いているようだな
そうだっ! おれは南斗DE5MAN……南斗の『極星』であり
聖帝っ! サウザーっ!」
[メイン]
ゆんゆん :
「……じゃあ……! ……へ、南斗……なんと……?」
呼ばれた男、という言葉に反応しぴょこんと立つが。
聞きなれない言葉に耳を傾けつつ。
[メイン] 天童 アリス : 「わァ〜!」👀✨
[メイン]
サウザー :
どかんっ! とゆんゆんの横の空いてる席に座ると
ウインクで応えたことりの方にニヤリと笑みで返す。別にし返しただけで
何の意味もない、意味ありげだけど深い意味のない。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「凄い…!噂には聞いてましたがまさか冒険者までやってるなんて…!」
「私あの砂漠に畑作る企画好きなんですよ」
[メイン]
ゆんゆん :
サウザーの座った衝撃により、ぴょいんと一つ跳ねる。
ぼっちは隣の席に座る人を気にする。
[メイン]
ゆんゆん :
「ほ、ほへえ……ゆ、有名な人なんですね……?
……有名と言えば、あの子も凄そうですけど……」
[メイン]
サウザー :
「フフフフ……おれは行動力のある男だからな
カリスマ力によるネゴシエイト力により、どんな事業も展開できる
というもの……」
フフフ……と笑えば、ゆんゆんに反応し、再びことりの方を見る。
[メイン] サウザー : 「…………」
[メイン]
ゆんゆん :
ちらり、とことりに目をやる。
歌手兼冒険者なんて、私の周りじゃ聞いたことのない。
……うう、あんまり友だちがいないわけじゃないけど。
[メイン] サウザー : 「!!? バカな……あれはっ! あの"歌姫"かっ!?」
[メイン] 白鳥ことり : 一曲歌い終わり、賑やかにしている4人のテーブルへとことことやってくる。
[メイン]
サウザー :
「……ま まあ聖帝であるおれが来るぐらいだし?
酒場に歌姫がいてもおかしくないし? よね?」
[メイン] 白鳥ことり : 「こんにちは~」
[メイン] 天童 アリス : 「こんにちは〜」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「こんにちは~!」
[メイン]
ゆんゆん :
「歌姫……へ、へえあっ……!この人も凄い人だったんですか……!
粗相のないようにしなきゃ……
はっ、こ、こんにちは!」
[メイン]
サウザー :
「フフフフ……」
挨拶をしようとするが聖帝っぽい挨拶が思い浮かばずに、不敵な笑いをしちゃう聖帝サウザー。
[メイン] ゆんゆん : いつの間にかテーブルに来ていた彼女に、ぺこぺこと頭を下げて挨拶。
[メイン] 白鳥ことり : 「なんか楽しそうにしとったから見に来たんやけど、お邪魔やなかったかな?」
[メイン] 天童 アリス : 「いえぜんぜん 先ほどの歌凄かったです!」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「凄いですね…今日は有名人が2人も…!」
ことりとサウザーに目をキラキラ輝かせている
[メイン] ゆんゆん : 「いえいえ!む、むしろ……ことりさんとお話もしてみたかった……ですし!」
[メイン]
サウザー :
「ふっ邪魔ではあるまい
邪魔なものは反逆、愛、目隠し、夕食がカレーでない事
その他諸々ぐらいだ 良い唄だったな?
唄をバックに踊りたいぐらいだ」
腕を組み、超態度の悪い座り方をする。
[メイン]
白鳥ことり :
「うわ!おおきに」
頬に両手を当て、アリスにニッコリと微笑む。
[メイン]
ゆんゆん :
「二人とも有名な方みたいですが、あなたは……お詳しいんですね……?」
こそこそ、エクレシアに。
[メイン]
天童 アリス :
「よろしければお二人ともにサインを貰ってもよろしいですか!」
ことりとサウザーに
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「あちらがことりさん、有名な歌手アイドルの方ですね」
「そしてあちらがサウザーさん、色々な企画に挑戦する行動派アイドルです」
[メイン]
白鳥ことり :
「ええよ~」
サラサラと手慣れた手つきでサインを書き、アリスに手渡す。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「あっ!サイン私もいいですか!」
[メイン] 天童 アリス : 「うわ!ありがとうございます!」
[メイン]
白鳥ことり :
「はいはい~」
2枚目もサラサラと。
[メイン]
ゆんゆん :
アイドル……
目をぱちぱちさせながらも、エクレシアの豊富な知識に目を丸く。
……冒険者になるなら、こういう情報も手に入れた方がいいのかな……
[メイン]
サウザー :
「よかろう……フフフ……
サインだけでは味気は無いのだが、あいにく持ち合わせがないのでな
書いてやろう───そっちの女にもな」
と言って、1枚、2枚とサインを書く。なんかその場で自分が一番かっこいいと思った表現方法で書いてるので全然安定してない。
[メイン] 天童 アリス : 「ありがとうございます!友達に自慢します!」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「わあ…!ありがとうございます!」
嬉しそうにピョンピョンはしゃぐ
[メイン] カンナ : 「─────楽しそうだねぇ、"冒険者"諸君」
[メイン] 天童 アリス : 「!」
[メイン] カンナ : カウンターの方から、女の声が掛かる。
[メイン] サウザー : 「フフフフ……ふ ふわ……!?」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「!」
[メイン] サウザー : カンナを、というより、カンナの恰好を見て目を見開く。
[メイン] ゆんゆん : サインの流れに乗れないでいると、声にぴくりと反応する。
[メイン] 白鳥ことり : 声がしたカウンターの方に顔を向ける。
[メイン]
カンナ :
その先には、ボサっとした黒髪を後ろに適当に結った
褐色肌の女が座り、ダルそうな表情ながらも、ニヤニヤとあなた達を見ていた。
[メイン] ゆんゆん : 「あなたは……て、店主さん!」
[メイン] カンナ : 彼女は、この酒場の店主であり、依頼を管理し、冒険者へ紹介する仲介人の役も担っている。
[メイン] カンナ : 「おっす、暇してそうだし、アンタ達ちょいと依頼、受けてくんないかね?」
[メイン]
ゆんゆん :
ぴしっ!と、律儀に姿勢を正し。
背筋を伸ばしてカンナへと顔を向けている。
[メイン]
白鳥ことり :
「今日は歌わせてもらってありがとうございました~」
ぺこりとカンナにお辞儀をする。
[メイン] 天童 アリス : 「いいですよ!」
[メイン] 白鳥ことり : 「はい。なんやろう?」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「はい!勿論です!」
[メイン]
サウザー :
「…………」
急に黙り込んで硬直しながら。
「ふ、ふんっ、ちょいと受けるだと?
い、いいだろう、むしろ、その為に来た、いや
呼ばれたのだからな」
[メイン]
ゆんゆん :
「……依頼……
は、はいっ……がんばります……!」
[メイン]
カンナ :
各々の返事を聞き、満足そうに頷くと
あなた達の座る席へ、依頼書をひらりと置く。
[メイン]
カンナ :
「そんじゃ、とびっきりの依頼を紹介するよ」
にやりと笑う。
[メイン]
ゆんゆん :
ゆんゆんはまだまだ駆け出し冒険者。
そのため”依頼”という単語にも、まだ憶病。
ごくりと唾を飲み込み、カンナの仕草を見ている。
[メイン] 白鳥ことり : なんやろかと依頼書の方に目を向ける。
[メイン]
カンナ :
「さて、この依頼人はどうやら、「ダンジェル森」を抜けた先にある
「パセキュテッド村」に用があるらしくてねぇ
ただ、このダンジェル森ってのは、魔物だったり、山賊、盗賊が
まぁ~よく出る危険区域でねぇ」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 渡された依頼に目を通す
[メイン] カンナ : 「冒険者に、護衛を頼みたいんだとさ」
[メイン] 天童 アリス : 「へ〜!」
[メイン] ゆんゆん : 「ふんむふむ……あ、護衛だからこそこの人数なんですね!」
[メイン] カンナ : ああ、そうだ。と頷き。
[メイン] 白鳥ことり : 「あの辺危ないもんなぁ」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「成程…護衛なら人が必要ですね」
[メイン]
カンナ :
「んで、この依頼のビックリすることとして
ほれ、ここを見な」
とんとん、と依頼書の下の方を指差す。
そこには、達成報酬として、1人当たり1000万ベリーを支給する、とのことだ。
[メイン]
サウザー :
「護衛……? フフフフ……」
手で顔を覆うようにして
「フハハハハっ! そんな事であればお安い御用だ!
危険とはいえおれにとっては散歩ルートのようなものだからな……」
※行ったことないけど
[メイン] 天童 アリス : 「ならちょうどいいですね!」
[メイン] カンナ : 1000万ベリーという報酬は、破格だ。
[メイン]
ゆんゆん :
依頼書を見、周りをくるりと見回す。
全員落ち着いている、多少経験のある者で組んだパーティーになるだろう。
[メイン] 天童 アリス : 「!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「1000万…!?す…凄い…!」
[メイン]
ゆんゆん :
「ほええ……!?
な、なんだか……いつも張り出されるものよりも、うんと高いですね……!」
[メイン] カンナ : 「ははは、普通なら山分けだろうにねぇ」
[メイン] 白鳥ことり : わぁ、すっごい額やぁ。なんて思いながら
[メイン]
天童 アリス :
「護衛相手は商人ですか?」
金額的に
[メイン] ゆんゆん : そんなに危険な場所なんだろうか……と、息を飲みつつ。
[メイン]
サウザー :
「……ふわ……!? 1000万ベリー……
一人当たりとはとんでもない富を築いた者のようだな……」
手で顔を覆ったまま、耳を立てる。
[メイン] カンナ : 「魔術師さんだよ、それも上級魔術師さ」
[メイン] 天童 アリス : 「すごい」
[キャラメイク] カンナ : 「依頼人の名前はローラントだ、まぁ、話す内容はこんくらいだな」
[メイン] 天童 アリス : 「へ〜!」
[メイン]
ゆんゆん :
「上級……わぁ……!
あ、ああっと……こほん!……気になる事があれば、その魔術師さんに……ってことでしょうか」
[キャラメイク] カンナ : 「ふふ、理解が早くて助かるねぇ」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「ローランドさんですね、分かりました!護衛、頑張ります!」
[メイン]
サウザー :
「フフフフっ……それさえわかれば
もうやるべき事は決まっている!」
立ち上がり、カンナに背を向ける。
[キャラメイク]
カンナ :
「まぁ、この依頼書には、護衛しろってことくらいしか
書かれてないしね
んで、まぁ全員受ける気満々なのも、はは、助かるよ」
[メイン]
ゆんゆん :
自身も魔法使いのはしくれ。
”上級”というワードに心躍らせながら、邂逅するであろう彼あるいは彼女に尊敬の目線を送って。
[メイン] 白鳥ことり : 「上級魔術師はんなのに護衛が必要なんやねぇ」
[キャラメイク]
カンナ :
「他の冒険者共は、この多額の報酬にビビってさ
だ~れも受けようとしなかったのさ、あははは~」
けらけらと笑う。
[メイン] 天童 アリス : 「詳しいことは本人に聞きましょう!」
[メイン] ゆんゆん : わぁっ、動きが早い……!あれが、サウザーさんの判断能力……!
[メイン]
サウザー :
「ふんっ もったいない事をするものだ……」
むしろ額面でしか見てなさすぎる男。
[キャラメイク]
カンナ :
「ローラントの居場所は依頼書に書いてあるから、ま、それ参考にな
出発は明日らしいから、コンタクトも早めにしときな」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「え!?もう!?」
「まっ…待ってくださ~い!」
余りにも早いサウザーの行動にビックリして後を追う
[メイン]
天童 アリス :
「それにしても今を駆けるアイドル二人と組めるなんて幸運でしたね!」
エクレシアとゆんゆんの方を見て
[メイン] 天童 アリス : 「!」
[キャラメイク]
カンナ :
「それに、「パセキュテッド村」ってのは……アタシもあんま聞いたことは
無いが……片道3日ほどかかるって話だから
前準備もしっかり ……っとと、ふふ、行動力早くて助かるねぇ」
[メイン] 天童 アリス : 「今行きま〜す」
[キャラメイク]
カンナ :
んじゃ、よろしくよっと。
と言い、酒場店主としての仕事へ戻って行く。
[メイン]
ゆんゆん :
「はいっ、お話はその人に……
ああっ、そうですね……!」
[メイン] 白鳥ことり : 「わかりました~」
[メイン]
ゆんゆん :
カンナの話を律儀に聞いていれば、いつの間にかぼっちに。
アリスに返す間もなく、そのまま行ってしまい。
[メイン]
白鳥ことり :
「ゆんゆんはん。行こかぁ」
残されてるゆんゆんに声をかける。
[メイン] ゆんゆん : 「………!!!!」
[メイン]
ゆんゆん :
声を掛けてくれたことりに、涙目になりながら。
何度も頷き、いそいそと席を立つ。
[メイン]
ゆんゆん :
ありがとうございました、頑張ります!と引っ込んだであろう店主に述べながら。
[メイン]
白鳥ことり :
「急がんでもええよ~」
「場所はわかってるさかいゆっくり行けばええしね」
[メイン]
ゆんゆん :
「……そうですね、なにせ……3日もかかるらしいですから……
多少は、そのうちかもですね」
[メイン] ゆんゆん : ことりにふふっと笑いながら、酒場の扉をくぐる。
[メイン] 白鳥ことり : ゆんゆんと一緒に扉をくぐる。
[メイン]
ゆんゆん :
ここからは、”日常”の道から逸れて。
もう一つの、”非日常”の道へと向かって行く。
[メイン] ゆんゆん : 目指す先は────冒険の果て。
[メイン] ゆんゆん :
[メイン] ゆんゆん :
[メイン] ゆんゆん :
[メイン]
GM :
〇情報項目
※自由収集。必要ないと思った場合は収集しなくていい、次の場面に行ってほしい場合雑談で宣言してくれ(^^)
・「学者、ローラント」について 1LV
・「パセキュテッド村」について 1LV
買い物とかもしていい
色々準備終わったら出発する
[メイン] GM :
[メイン]
ゆんゆん :
こうして、私たちの冒険……の下準備がはじまったのです!
[メイン] ゆんゆん : まずは買い出しという事で、道具屋の前まで来た……のはいいのですが。
[メイン]
ゆんゆん :
(その間ゆんゆんは意気揚々とことりに自らが買った道具について早口で話していた。
ぼっちは人と話す機会があると饒舌になりやすい。)
[メイン] ゆんゆん : ……ことりさんが、お金がないそうでして!
[メイン] ゆんゆん : 道具屋の前にある広場にて。
[メイン] 白鳥ことり : あはは~。とばつが悪そうな笑顔を向けている。
[メイン]
ゆんゆん :
「……そ、それなら……私が払っても大丈夫ですよ!
なにせ、お金はそこそこありますし!」
[メイン] ゆんゆん : ぶんぶん、と両手を振る。
[メイン] 白鳥ことり : 「ええの?助かるわ~」
[メイン] 白鳥ことり : 「無事依頼が終わったらお礼させてもらいます」
[メイン]
ゆんゆん :
「あはは~……お礼なんて!
あ、あんまり人とお話しないので……ちょっと張り切っちゃったというか」
[メイン] ゆんゆん : 指同士をつんつん、とさせつつ。
[メイン] 白鳥ことり : ゆんゆんの様子も気にせずに、普段と変わらずニコニコしながら話す。
[メイン] 白鳥ことり : 「そうなん?」
[メイン]
ゆんゆん :
相変わらずほへっと笑う彼女に、こっちも笑みを零し。
そして、ふと広場を見渡す。
[メイン]
ゆんゆん :
「そ、そうなんです……私ってば、内気な性格で……
友達を増やす方法がわからなくて、今まで出来た数は0でして……」
[メイン] ゆんゆん : 「……あ、そういえば……お金がないなら、ここで歌ってみたらどう……でしょう?」
[メイン]
白鳥ことり :
「ふむふむ」
とゆんゆんの話を興味深げに聞いたあと
[メイン] 白鳥ことり : 「あっ、それええね。やってみよか」
[メイン]
ゆんゆん :
”歌姫”なんて称された、彼女の腕前なら……金銭を集めるのも簡単かもしれない。
なんて提案したが、受け止められたことに。
ぱぁあああっと、面白いくらいに顔を明るくさせる。
[メイン] ゆんゆん : 「じぇっ、是非やってみてください!私も聞いてみたいですし!」
[メイン]
白鳥ことり :
「わかりました~」
「では、歌わせてもらいます」
[メイン]
白鳥ことり :
≪歌姫≫でお金を稼ぎます
判定は魅力度でええやろか?
[メイン] GM : いいよ
[メイン] GM : タレントボーナスとかは情報に書いてある通りです
[メイン] 白鳥ことり : 2D6+16+3>=1LV 魅力SR (2D6+19>=20) > 11[5,6]+19 > 30 > 成功 > 経験値11 > 悪意1
[メイン] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 0 → 11
[メイン] 白鳥ことり : ギターを取り出し、歌い出す。
[メイン] 白鳥ことり : 「空を飛べずに鳴く鳴く小鳥~♪」
[メイン] 白鳥ことり : お金稼ぎもあるんやけど、自信のないゆんゆんを勇気づけられればええな。なんて思いながら。
[メイン] 白鳥ことり : 歌い終わり、聞いてくれた人たちに感謝を述べる。
[メイン] 白鳥ことり : 「こない沢山集まってくれはって、ほんまにありがとうございます~」
[メイン] GM : ことりの歌に、通りかかった人々は魅了されているようです。
[メイン] GM : 盛大な拍手が送られた。
[メイン] GM : 「1D*10000ベリー」のおひねりが貰えました。
[メイン] 白鳥ことり : 1D*10000 ベリー (1D6*10000) > 5[5]*10000 > 50000
[メイン]
ゆんゆん :
「わあぁぁ……!」
最前列、彼女の歌声が一番届く場所に座り、音に合わせて頭を揺らす。
[メイン]
ゆんゆん :
体の中から温まるような、不思議な熱を籠った歌。
歌い終われば、ことりにバッと駆け寄る。
[メイン] 白鳥ことり : うふふっ。と観客にもゆんゆんにも笑顔を向ける。
[メイン]
ゆんゆん :
「酒場で聞いたときも思いましたが……すっごくきれいな声です……!
やっぱりその……元気、出ました!」
[メイン]
GM :
「最高だったぜ~~!!」
と、観客達は大喜びで、おひねりを投げた。
[メイン] 白鳥ことり : 「それなら良かったわ~」
[メイン] ゆんゆん : 向けられた歌に、にへらっと笑顔を零す。
[メイン] 白鳥ことり : 「ゆんゆんはんにも向けた歌やったからね」
[メイン] ゆんゆん : 「へ、へえっ!?!!?」
[メイン] ゆんゆん : どっきーん!
[メイン]
ゆんゆん :
この方、他人に何かを向けられるという経験がなかった。
誰かにエールを送られるという経験も、また。
[メイン]
ゆんゆん :
従ってゆんゆんは、涙を流し。
何度もことりにアリガトウゴザイマスゥ……と呟いていた。
[メイン]
ゆんゆん :
「……あ、あの……その。
……不躾じゃなければ、なんですが……」
[メイン] 白鳥ことり : 涙を流すゆんゆんにちょっとびっくりしながらも
[メイン] 白鳥ことり : 「なんやろか?」
[メイン]
ゆんゆん :
「……一緒に、ことりさんの隣で歌っても……いいでしょうか。
も、もちろん……ことりさんの歌にはかないません……けど」
[メイン] 白鳥ことり : 思ってもみなかった言葉に一瞬沈黙するも
[メイン]
ゆんゆん :
普段ならば、ゆんゆんはこんな前に出ようとすることはない。
けれど、ことりから歌と共に与えられたのは”勇気”。
”してみたい”を、彼女に告げたのだ。
[メイン] 白鳥ことり : 「もちろんかまわへんよ!うちもゆんゆんはんの歌聴いてみたいわ~」
[メイン] ゆんゆん : ……それに、ことりさんと……一緒に歌って、彼女のためにも……歌ってみたい……から。
[メイン] ゆんゆん : 「………!!ほ、ほんとですかぁ~~!!!」
[メイン] ゆんゆん : 顔をぱあっと明るくさせ、ことりの両手を握りぶんぶん振る。
[メイン] 白鳥ことり : うんうんとうなずき。
[メイン]
白鳥ことり :
「わからんとこがあったら何でも聞いてええよ」
「うちにできることなら手伝わせてもらいます」
[メイン] ゆんゆん : 「はいっ……!歌初心者ですけど、何かあれば頼らせてもらいます……!」
[メイン] ゆんゆん : えへへっ、とにこり笑い。
[メイン] 白鳥ことり : 釣られるように微笑みを返す。
[メイン2] system : [ 白の聖女エクレシア ] 経験値 : 139 → 155
[メイン]
ゆんゆん :
おどおど、ことりと同じステージに上がり。
何度か高鳴る胸を、隣にいることりの微笑で元気つけられる。
[メイン] ゆんゆん : すう、と息を飲み────。
[メイン]
ゆんゆん :
知性でこう、音感がわかったみたいな感じで!
ぼっちなので一人歌練習もしているはずです!
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] ゆんゆん : 2D6+17+3>=1LV 知性SR (2D6+20>=20) > 8[3,5]+20 > 28 > 成功 > 経験値8
[メイン] system : [ ゆんゆん ] 経験値 : 0 → 8
[メイン] ゆんゆん : 1D*10000 おだちん (1D6*10000) > 6[6]*10000 > 60000
[メイン]
GM :
ゆんゆんの路上ライブが始まる。
通りかかる人々は、その賢明さを見て、大きな感動を覚えた。
[メイン]
GM :
「す、すごい……!?恥ずかしがり屋なのが伝わるのに……
でも、心打たれるような歌だ……!!?」
[メイン] GM : 観客はかなりの量のおひねりを投げた。
[メイン] 白鳥ことり : ええやん。ええやんとゆんゆんの隣でギターの演奏をする。
[メイン]
ゆんゆん :
両手を握り、はぁはぁと息をつく。
恥ずかしさもある。けれど、それ以上にあったのは高揚感。
[メイン]
ゆんゆん :
人前で歌えた、しかもことりさんとデュエットできた。
その嬉しさからか、頬には高揚が点りつつ。
[メイン] ゆんゆん : 「……こ、ことりひゃん……!私、で、できました……!!」
[メイン] ゆんゆん : 部分噛んでしまっているのも、興奮によるものであろう。
[メイン] 白鳥ことり : 「うん。ようできてたと思うよ~」
[メイン]
ゆんゆん :
「これもことりさんの上手な演奏なたまもの……です……!
歌も上手いだけじゃなくて、楽器も弾けるなんて…!」
[メイン] 白鳥ことり : 「ゆんゆんはんみたいに、歌いたいって子のためになったのなら、うちも楽器の練習をしていて良かったわ」
[メイン] ゆんゆん : えへへへえっ、と笑いを何度も零す。
[メイン] 白鳥ことり : 「あとそない褒められても何も出ません~」
[メイン] 白鳥ことり : 冗談交じりに笑いながら。
[メイン]
ゆんゆん :
「あ、あぅううっ……!
別にそういう意味で言ったんじゃなくてですねっ!」
[メイン]
ゆんゆん :
あわあわと弁解するが、冗談とわかった際。
ぷくっと頬を膨らませつつ。
[メイン]
白鳥ことり :
「あはは~。うちの冗談はええとして、ゆんゆんはん結構筋ええと思うよ」
顎に手を当てて。
[メイン] 白鳥ことり : 「もしかしたらライバルになるかもしれへんなぁ」
[メイン] ゆんゆん : 「そ、そんな!人見知りの私なんかに務まりそうなお仕事でもないですしっ……!」
[メイン]
ゆんゆん :
本気にして、ばたばたと手を振る。
頭の中では、自分がアイドルになった姿を妄想していたり。
[メイン]
ゆんゆん :
「……と、というか……!
ここに来た目的忘れちゃってましたね……!」
[メイン] ゆんゆん : ノリノリになっていたため、あはは……と苦笑い。
[メイン] 白鳥ことり : 「うん?歌いにきたんやなかったっけ?」
[メイン]
ゆんゆん :
「そ、それもありますが!
冒険の買い出し……それと、ローラントさんの事を調べる……ですね」
[メイン]
白鳥ことり :
「あはは~。そやったね」
ギターを片付けながら。
[メイン] ゆんゆん : んもぉっ!と頬を膨らませつつ。
[メイン] 白鳥ことり : 歌唄うの楽しくてつい。なんて言いながらなだめる。
[メイン]
ゆんゆん :
「こほんっ……こ、ことりさん……その……
ここに集まった方にちょっと聞いてもらっても……大丈夫でしょうか?
……私は、そのぉ……」
[メイン]
ゆんゆん :
ことりの後ろに隠れる。
もう歌の自信バフは切れたようだ。
人見知りが発生してしまっている。
[メイン] 白鳥ことり : 「ええよ~」
[メイン] 白鳥ことり : うちもまだまだやなぁ。と力不足を実感しながら聞き込みを始める。
[メイン]
ゆんゆん :
あんなにすらっと声を……!歌手さんは流石です……!
なんて思いながら見守っている。
[メイン]
白鳥ことり :
・「学者、ローラント」について 1LV
うちとゆんゆんはんのセッションに集まってきてはるから、魅了度+≪歌姫≫で判定ええやろか?
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] 白鳥ことり : 2D6+16+3>=1LV 魅力SR (2D6+19>=20) > 7[3,4]+19 > 26 > 成功 > 経験値7
[メイン] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 11 → 18
[メイン] 白鳥ことり : 「ちょっとええですか?」
[メイン] GM : 「ん?ああ、さっきの歌姫!」
[メイン]
白鳥ことり :
「はい。白鳥ことりです」
頬に手を当ててウインク。
[メイン]
GM :
「おぉぉぉ……!?めっちゃ可愛い……!?
あ、それで何か用ですかい?」
[メイン] 白鳥ことり : 「知ってたらでええんやけど、学者やってはるローラントはんって人のこと知らんやろか?」
[メイン] GM : 「あ~~……あの学者さんか、それなら─────」
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・「学者、ローラント」について
「フーシャ王国」の魔術師協会の「革新派」に所属する上級魔術師の男。
才気に満ち溢れており、その技量、名前は王国でも知る人ぞ知る人物となっている。
ただし、その評判は良いものもあれば、悪いものもある。
魔術の発展のために、奴隷を実験材料とした研究を行なっている。それにより、数多くの魔術アイテムの開発に貢献していることは事実として存在するも、そういったやり方に良く思わない者達もいる。
[メイン] GM :
[メイン] GM : 「ということなんだ、どうかな?」
[メイン] 白鳥ことり : この人知ってるみたいやで。とゆんゆんを手招きする。
[メイン] 白鳥ことり : 「おおきに!参考になりました~」
[メイン] ゆんゆん : 恐る恐るといった様子で顔を出して。
[メイン]
GM :
「力になれたみたいなら良かったよ!
ん?そっちの人は?」
[メイン] 白鳥ことり : 「うちの友達のゆんゆんちゃんです~」
[メイン]
GM :
「ああ!さっき歌ってた子だね!
いい歌だったよ!それで、君も何か用かな?」
[メイン]
ゆんゆん :
話にふむふむ、と頷いている。
魔術アイテム開発に専念がない……手段を選ばないっていうのは、上級魔術師のありかた……なのかな。
私が口出せることでも……ないんだけど、ちょっぴりもやもや。
[メイン] ゆんゆん : はひっ!と、声を掛けられ真上に飛びつつ。
[メイン]
ゆんゆん :
友だち……なんて呼ばれ、ちょっぴり顔をほころばせつつ。
話し相手の方へと向き直る。
[メイン] 白鳥ことり : ローランドはんもゆんゆんはんと同じ魔術師やし、なにか思うところがあるんかな、なんて思いながら様子を見ている。
[メイン]
ゆんゆん :
「え、えっと……実は”パセキュテッド村”に旅行に行くんですが……
あんまり知らないな、と思い直し……
ちょっと、何か知っていることがあれば……!」
[メイン]
ゆんゆん :
ぼっちで磨いた脳内コミュニケーションに従って対話!
知性的に話しますよ!
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] ゆんゆん : 2D6+17+3>=1LV 知性SR (2D6+20>=20) > 14[4,4][2,4]+20 > 34 > 成功 > 経験値14
[メイン] system : [ ゆんゆん ] 経験値 : 8 → 22
[メイン2] system : [ 天童 アリス ] 経験値 : 77 → 85
[メイン] GM : 「ああ、それなら……」
[メイン] GM : 青年は、こう話した。
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・「パセキュテッド村」について
ダンジェル森と呼ばれる、入り組んだ天然の要害に、多くの魔物、山賊・盗賊が出現するとされる、危険な森の中にある村。
ダンジェル森自体、未だに不確定な要素が多く、周辺に位置する王国もこの地を開拓するために兵を派遣することは現状無い。
ここを敢えて通過するのは、未知を調査するために派遣される"冒険者"くらいとされている。
そんな森の中に、「パセキュテッド村」は存在する。各王国で、少数の、偶然魔術の才能を有していた奴隷が脱走し、それぞれ一致団結し、同じ場所へ避難した結果形成された集落である。
この村もまた、森同様に未だにその実態が判明しておらず、なおかつ魔術を行使する奴隷達が集まっているということもあり、兵力を以って調査に踏み出た場合、相当の被害が予測されるため、各王国とも放置しているようだ。
[メイン] GM :
[メイン] ゆんゆん : 結構危ない場所なんだなぁ……ちょっと怖いな、なんて思いつつ。
[メイン] 白鳥ことり : ちゃんと話せるやん、心配して損したわぁ。そう思いながらもニコニコと。
[メイン] ゆんゆん : 「は、はぁぁっ!あ、ありがとうございました……!」
[メイン] GM : いやいや、こちらこそ楽しいライブ見せてもらったしね、と青年はにこやかに笑う。
[メイン]
ゆんゆん :
ぺこぺこ、頭を下げて彼へとお礼を言う。
顔を上げれば、ことりと目が合い、にへらと笑みがこぼれる。
[メイン] 白鳥ことり : 「こちらこそ聞いてくれはってありがとうございます~」
[メイン] ゆんゆん : 「えへへへ……ま、またあったら……その時はぜひ!」
[メイン] ゆんゆん : ぼっち特有の舞い上がりだ。
[メイン]
GM :
「うん、もちろん大丈夫だよー!」
それじゃあね、と青年はどこかへと去る。
[メイン] ゆんゆん : 手を振って、彼と別れて。
[メイン]
ゆんゆん :
「ふぅ……男性とこうしてお話したのは、一か月くらいぶりかもしれません……
心臓が痛かったです……」
[メイン] 白鳥ことり : 「そうやったんやね」
[メイン] 白鳥ことり : 「無理させたのなら申し訳ないわぁ」
[メイン]
ゆんゆん :
「い、いえいえ!ことりさんが一緒にいてくれたので……!
そ、それにっ、そのっ、とっっとももも、友だちって言ってくださりましたし……!!」
[メイン]
ゆんゆん :
”友達”、その一言は彼女にとってとてつもなく重いのか。
何度かつっかえながら言いつつ。
[メイン2] system : [ 白の聖女エクレシア ] 経験値 : 155 → 162
[メイン] 白鳥ことり : 「一緒に歌った仲やしなぁ、それに同じ依頼も受けてるんやし」
[メイン] 白鳥ことり : 「改めて、3日間よろしゅうな」
[メイン]
白鳥ことり :
「ゆんゆんちゃん」
頬に手を当ててウインク。
[メイン]
ゆんゆん :
「……!!!
はいっ、3日間……同じ仲間として、友だちとして……
よろしくお願いしますっ……!!!」
[メイン]
ゆんゆん :
「……こ、ことり……ちゃん!」
にこり!
[メイン] 白鳥ことり : 「は~い」
[メイン]
ゆんゆん :
歌姫と引っ込み思案の魔法使い。
彼女たちは、冒険を夢見て旅に向かう。
[メイン] ゆんゆん : 果たして、待つのは蛇か鬼か────。
[メイン] ゆんゆん :
[メイン] ゆんゆん :
[メイン] ゆんゆん :
[メイン]
ゆんゆん :
[買い物宣言]
・食料袋10,000*2/30
[メイン]
白鳥ことり :
[買い物宣言]
・ ̶ ̶普̶通̶の̶衣̶服̶ 50,000 怒られたのでやめました
・ 食料袋*3 10,000*3
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
そうしてあなた達冒険者は、前準備を整えた。
その後、依頼書に記載された集合地点へ向かうと、そこには馬車があった。
次の日に、これに乗り、パセキュテッド村へと向かうようだ。
[メイン] GM : そして冒険者の、平和な1日は終わりを告げ─────。
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
次の日。
依頼主、ローラントと軽い挨拶を終え、馬車に乗り
危険な森へと足を踏み入れたのであった。
[メイン]
GM :
がたり、がたりと車輪が小石の上を乗るたびに揺れる馬車。
あたりは、しぃんと静まり返る。
ダンジェル森という名の、未知の領域が、馬車の外で広がっていることだろう。
[メイン] GM :
[メイン]
サウザー :
こんな巨躯にも関わらず、横になるどころか
頭の後ろで手を組み、ぼ~っと上を見上げるサウザー。
馬車の外の光景にはまだ気が向いていないようだ。
[メイン]
天童 アリス :
「まだ上の空見たいですね…」
エクレシアとことりとゆんゆんに小声で
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「サウザーさん…大丈夫でしょうか…」
昨日からずっとこの調子だったのでやはり心配だった
[メイン]
ゆんゆん :
「……ずっと上の空って……
もしかしてこんな状態が昨日から……!?」
[メイン] ゆんゆん : あんな、強そうな巨体の人に何が……!と、目を丸くしており。
[メイン] 白鳥ことり : 「なんかショックなことでもあったんかなぁ」
[メイン] 白鳥ことり : でも昨日別れるときは元気だった覚えがあるなぁ。
[メイン] 天童 アリス : 「ゲリラライブした後からあんな感じですね…」
[メイン] ゆんゆん : 私たちが歌ってる間に、そんな事が……!なんて思いつつ。
[メイン]
サウザー :
傍から見れば本気のライブで燃え尽きてしまったとも見えるだろう
まさかカレー食べれない、所持金0、あの女の恰好、と色々とショックの要因が重なってるとは思うまい。
[メイン] GM : その時であった─────。
[メイン] 天童 アリス : !
[メイン] 白の聖女エクレシア : !
[メイン] ローラント : 「─────諸君、戦闘だ」
[メイン]
ゆんゆん :
「どうにか、サウザーさんが元気になるような事でも起きればいいんですけどね……」
と、言った傍から。
[メイン] 天童 アリス : 「戦闘!」
[メイン] ローラント : 馬車の先頭に乗り、馬を操る男から声が掛かる。
[メイン] 白鳥ことり : 「ほえ?」
[メイン]
ゆんゆん :
「……!!」
ごくりっ、と唾を飲む。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……!了解しました!」
[メイン]
サウザー :
「!? ふわっ……!」
まるで叩き起こされるような殺気が過ぎり、飛び起きる。
[メイン] GM : 馬車の外には、4人の山賊の姿が。
[メイン]
ゆんゆん :
「ことりちゃん!戦闘ですっ!
……武器を持って戦う時が……来たんです!」
ぎゅっと、自らの杖を持ちながら。
[メイン] GM : 距離は5mほど。
[メイン]
天童 アリス :
「射撃で援護します!」
光の剣を起動させ
[メイン]
ゆんゆん :
「サウザーさんも……寝起きですみませんが、どうやら、盗賊が現れたようです
私たち────”冒険者”の出番です」
[メイン]
山賊A :
「止まってもらおうか、その進軍」
山賊は、鋭利な刃物を抜き、馬車へ襲い掛からんとする。
[メイン]
白鳥ことり :
「…!」
ゆんゆんの言葉を聞き、気合い入れな。と立ち上がり外へ向かう。
[メイン]
ゆんゆん :
馬車から身を乗り出せば、相手はモンスターでもなく”人”。
何かしらの理由あって、私たちを止めようとしているのだろう。
[メイン]
サウザー :
「……フッ 最初から寝てはおらんよ……」
むしろまさか最低限の仮眠しかとれてないレベルに落ち込んでいたのは
誰も思うまい───が、その視線はまさに"武闘家"のそれであった。
[メイン]
ゆんゆん :
サウザーにごくり、と息を飲む。
自らも────”魔法使い”として、その証である杖を握りしめ。
[メイン] ゆんゆん : 向かい合う、山賊と。
[メイン] GM : 戦闘─────開始。
[メイン] GM : エネミーからダメロ振っとく
[メイン] GM : 山賊達はあなた達に接近します。
[メイン] 山賊A : (30/10+1)D+30/2 接近戦ヒット (4D6+15) > 18[3,4,5,6]+15 > 33 > 悪意1
[メイン] 山賊B : (30/10+1)D+30/2 接近戦ヒット (4D6+15) > 12[2,2,3,5]+15 > 27
[メイン] 山賊C : (30/10+1)D+30/2 接近戦ヒット (4D6+15) > 15[1,2,6,6]+15 > 30 > 悪意2
[メイン] 山賊D : (30/10+1)D+30/2 接近戦ヒット (4D6+15) > 8[1,2,2,3]+15 > 23
[メイン] GM : c33+27+30+23 c(33+27+30+23) > 113
[メイン]
GM :
113ダメと悪意3
PCの手番どうぞ
[メイン] 天童 アリス : わかった射撃する
[メイン] 天童 アリス : 2D6+15>=1LV 器用SR (2D6+15>=20) > 7[1,6]+15 > 22 > 成功 > 経験値7 > 悪意1
[メイン] system : [ 天童 アリス ] 経験値 : 85 → 92
[メイン] 天童 アリス : 4d+7 射撃ダメージ (4D6+7) > 14[2,2,4,6]+7 > 21 > 悪意1
[メイン]
白の聖女エクレシア :
では《打撃とは違う……"衝撃"》で二倍魔力でヒット強化します
【魔法の才能】で軽減が入るので消費合計は9です
[メイン] system : [ 白の聖女エクレシア ] 魔力 : 18 → 9
[メイン] 白の聖女エクレシア : 知性は21なので…42!
[メイン]
サウザー :
ならば……おれは極星十字拳……
否っ! せっかく手慰めにしていたこの聖帝スピアをお見舞いしてやろうではないか……!
[メイン] サウザー : 2D6+16>=1LV 器用SR (2D6+16>=20) > 7[1,6]+16 > 23 > 成功 > 経験値7 > 悪意1
[メイン] サウザー : 4d+11 トドメだ!(早い) (4D6+11) > 16[1,4,5,6]+11 > 27 > 悪意1
[メイン] GM : あと+2Dダメもある、武闘家の固有スキル
[メイン] GM : 〇【武術使い】 /素手あるいは剣、刀、棒、槍、杖、鞭のいずれかを装備している時、接近戦のヒットが[キャラクターレベル+1]D増加します。
[メイン] GM : これ
[メイン] GM : あーいや、射撃攻撃だから違うか
[メイン] サウザー : では2d追加で振らせてもらおう!
[メイン] サウザー : 本当だ
[メイン] GM : 違った、4d+11のまま
[メイン] サウザー : ワカッタ
[メイン]
ゆんゆん :
《打撃とは違う……"衝撃"》
発動:通常 消費魔力度:6
持続:1分 射程:2 対象:単体
強化:ヒット×2倍
[効果]
魔力のエネルギーで目標に術者の知性度と同じだけのヒットを与えます。
この呪文によるダメージは防御点を無視します。
[メイン] ゆんゆん : では……!
[メイン] ゆんゆん : 強化をしたら消費魔力は2倍ですかね?
[メイン] GM : ああ。
[メイン] ゆんゆん : ……あ、12-1だからギリギリ!
[メイン]
ゆんゆん :
まあ使っちゃいます!
強化します!
[メイン] system : [ ゆんゆん ] 魔力 : 15 → 4
[メイン] ゆんゆん : 知性は17なので、*2して34ですね!
[メイン] 白鳥ことり : 手裏剣チャレンジや~!
[メイン] 白鳥ことり : 2D6+13>=1LV 器用SR (2D6+13>=20) > 21[6,6][4,5]+13 > 34 > 成功 > 経験値21 > 悪意2
[メイン] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 18 → 39
[メイン] 白鳥ことり : 1d+1 ヒット (1D6+1) > 6[6]+1 > 7 > 悪意1
[メイン] GM : c21+42+27+34+7 c(21+42+27+34+7) > 131
[メイン] GM : 131ダメと悪意3
[メイン] ローラント :
[メイン] ローラント :
[メイン] ローラント : 「─────時間が惜しいので」
[メイン]
ローラント :
《体がCool》
発動:通常 消費魔力度:8
持続:一瞬 射程:2 対象:範囲
強化:ヒットダイス×2倍
[効果]
目標に氷の礫をぶつけて[術者のキャラクターレベル×2]D+術者の個人修正のヒットを与えます。
ダメージは範囲内にいる複数の目標(味方を除く)に振り分けることができます。
[メイン] ローラント : (5*2)D+20 魔術ダメ (10D6+20) > 39[2,2,4,4,4,4,4,4,5,6]+20 > 59 > 悪意1
[メイン]
ローラント :
ローラントが手を空間へ添えると、氷の柱がいくつも浮かび上がり
やがてそれは─────山賊を消し飛ばす。
[メイン] ローラント :
[メイン] GM : c131+59 c(131+59) > 190
[メイン] GM : 190ダメと悪意4
[メイン] GM : c190-113 c(190-113) > 77
[メイン] GM :
[メイン] GM : あなた達の猛攻により─────。
[メイン] 山賊D : 「ぐあああああッッ……!?!」
[メイン] system : [ 山賊D ] MR : 30 → 0
[メイン] 山賊C : 「つ、強い……!?」
[メイン] system : [ 山賊C ] MR : 30 → 0
[メイン] 山賊B : 「はぁ……はぁ……!!クソッ、"本気"だなオイ……!!」
[メイン] system : [ 山賊B ] MR : 30 → 13
[メイン] 山賊A : 「ああ……!!」
[メイン] system : [ 山賊A ] MR : 30 → 26
[メイン]
天童 アリス :
「その隙は逃がしません!」
光の剣から光の矢を飛ばす
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「す…すごい!」
上級魔術師の実力を垣間見て
[メイン]
ゆんゆん :
ゆんゆんの手に集まるは、眩い程の光。
光が連なり、やがて一本の剣となり。
[メイン] ゆんゆん : 「ライト・オブ・セイバーァッ……!!!!」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「私も…今できることを!」
魔法を練り上げマジックブラストを放つ
[メイン] 白鳥ことり : えい!えい!と目をつぶって手裏剣を投げる。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「はああああああああ!!!」
[メイン]
サウザー :
虚空を揺るがし
木々諸共、矛先を向けた敵を弾け飛ばすような槍の軌跡を見せる
サウザーであったが───魔術師たちの猛攻が視界の端に映った途端
「ふわっ……!?」エクレシアと共に驚愕するどころか、エクレシアの魔術にも驚愕する。
[メイン]
ゆんゆん :
上級魔術師の作り出した魔法が生み出した隙を見計らうように。
その光の剣で、一閃。
[メイン]
ゆんゆん :
ふう、ふう……!これが……上級魔術……!
でも、他の人も負けないくらいの魔術を持ってる……
それに、サウザーさんの武術も凄い……!
[メイン] GM : それぞれが同時に繰り出す、光、熱、刃は旋風となり─────。
[メイン] 山賊B : 「ぐはぁあああッッ……!??」
[メイン] system : [ 山賊B ] MR : 13 → 0
[メイン] 山賊A : 「ぐっはぁあああッッ………!?!?!」
[メイン] system : [ 山賊A ] MR : 26 → 0
[メイン] GM : ─────立ちはだかった障害を、一瞬にして風の塵にした。
[メイン] GM : 戦闘終了。
[メイン]
ローラント :
「……良い働きでした、皆さん
それでは引き続き、護衛、よろしくお願いします」
[メイン] 天童 アリス : 「分かりました!」
[メイン]
ゆんゆん :
ふう、と光の粒子残る杖をしまい。
盗賊に向き直る。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「…はい!」
[メイン] 白鳥ことり : 音がしなくなったのを確認して、チラッと目を開ける。
[メイン]
ローラント :
ちらりと、冷たい氷のような瞳をあなた達冒険者へ向ける。
その男の表情もまた、無表情で、喋りも淡々としたものであった。
[メイン]
ゆんゆん :
「……あ、あのっ……その!
理由はわかりませんが、傷はつけてないはずですので……
襲うのは、やめていただいても……よろしいでしょうか……!」
[メイン] 白鳥ことり : 「あれ?もう終わってはる」
[メイン]
山賊A :
「…………」
傷つき倒れながら、むくりと体を起こし、ゆんゆんの方へ向き。
[メイン]
山賊A :
「─────そいつぁ……できねぇ
……だが……ああ、いや……なんでもねぇ」
[メイン]
山賊A :
山賊達は、血に滲む身体を叩き起こし、最後の力を振り絞り
そして森の奥へと消えて行った。
[メイン]
サウザー :
「むっ……?」
耳を立てるが、目を細めながらもローラントの方に向き直る。
[メイン]
ゆんゆん :
「へっ、それってどういう……」
しかし、その真意を尋ねる前に、手を伸ばした先は消えていた。
[メイン]
サウザー :
「フンっ……おれは聖帝サウザーだ、朝飯前だ
が、聖帝軍カッコカリの活躍も凄まじいものだったであろう
…………なんだかよくわからない術とか使ったけどあれ何?」
[メイン] ゆんゆん : 釈然としないながらも、ローラントへと向き直り。
[メイン] ローラント : ちらりと、サウザーの方へ瞳だけ動かし。
[メイン] ローラント : フッ、と笑う。
[メイン] ローラント : 「魔術に興味を持ちましたか?」
[メイン]
ローラント :
そう言い、手のひらを空へ向けて返すと
その上に、氷の結晶のようなものが形成される。
[メイン]
サウザー :
「…………な……
"魔術"って自称とかじゃなく……あれはマジの魔術!?
なんだと……!!!」
食い入るように、氷の結晶を見る。
[メイン] 白鳥ことり : 山賊がいた場所へとことこと歩いて行き、投げた手裏剣を回収して馬車に戻る。
[メイン]
サウザー :
「まさか……貴様らも何か手品を使ったのではなく
本当に"魔術師"なのか……?」
この世界では魔術師も中々広まった存在であるだろうが
拳で語らう界隈で生きてたサウザーは興味津々なのでした。
[メイン]
ローラント :
「フフフ、冒険者の皆さんからすれば、特に物珍しいものではないかも
しれませんが……
─────フーシャ王国は、魔術師の数が不足していますからね」
[メイン] ゆんゆん : ちゃんと回収するんですね……と、ことりの様子に微笑みつつも。
[メイン] ローラント : 「あなたのように、その存在を知らぬ方がいてもおかしくないのでしょう」
[メイン] ゆんゆん : サウザーにこくり、と頷く。
[メイン] 天童 アリス : 「凄かったですね!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「そういえばローラントさんの魔術凄かったですね…まだ私新米なので、今度教えて貰ってもいいですか?」
[メイン]
ゆんゆん :
「私の地元も魔法に偏見を持っている人もいましたが……
使いこなせれば、便利なものですよ!
ローラントさんは、私よりももっと良い魔術をお持ちなのでしょうが……」
[メイン]
サウザー :
「そ、そうか…………
……教えてくれてもよかったのに」
と最後に小声で他の面子にぼそり。
[メイン] ローラント : ええ、もちろんですよ。とエクレシアへ、冷たい瞳ながらも、にこりと笑う。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「!」「ありがとうございます!その時はよろしくお願いしますね!」
[メイン]
ローラント :
「フフ、私もまだまだですよ
……さぁ皆さん、道のりはまだまだ険しく、長いものです」
[メイン] ローラント : エクレシアへ同意するように、こくりと頷き。
[メイン] 天童 アリス : 「はい!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「はい!」
[メイン]
ローラント :
手をひらりと後方へ指すようにし
馬車へ乗るように誘導する。
[メイン] 天童 アリス : とてとてと馬車に乗り込む
[メイン]
サウザー :
「フッ あの盗賊は最後の力を振り絞り逃げたようだが
さらに力を振り絞り援軍を呼ばれれば、余計な屍を築く
もう来ない事を身をもって知っているとありがたいがな! フハハハ!」
華麗に馬車に乗り込み。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 馬車に乗り込む
[メイン]
ゆんゆん :
「そう……ですね!まだ何かあるかもしれませんから!」
ちらり、盗賊の消えた方に目をやりつつも。
[メイン]
ゆんゆん :
ことりに目を合わせ、こくりと頷き。
そのまま馬車に戻っていく。
[メイン]
白鳥ことり :
「なんもないと楽なんやけどなぁ」
ゆんゆんに目配せしてから馬車の中へ。
[メイン]
GM :
─────そうして、その日は山賊が襲撃があったものの
問題無く、進行を続けることができた。
[メイン] GM : そして、出発1日目は終える。
[メイン]
GM :
食料消費どうぞ。
食料なかったら耐久-1D。
[メイン] 天童 アリス : 食糧袋一つ消費する
[メイン] サウザー : 俺もしぶしぶ消費する
[メイン] 白の聖女エクレシア : 食料消費しますか
[メイン] ゆんゆん : 食べます!
[メイン] 白鳥ことり : 食料袋から食料取り出して食べます
[メイン] 白の聖女エクレシア : 空き袋が残りましたね
[メイン]
GM :
全員問題無し
テントもあるみたいなので、馬車の周りを囲むように設営し
その夜は難なく過ごせました。
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
そして、次の日。
護衛の旅はまだ続く。
ダンジェルの森の険しさは、より過酷なものとなっていく。
[メイン] GM : 薄暗い森を、今日もがたり、がたりと音を立てながら進んで行く。
[メイン]
サウザー :
からっぽの食料袋の中身をじっと見ながら
何だか悲痛な表情を浮かべる聖帝が、ただただ黙っていた。
[雑談] system : [ 白の聖女エクレシア ] 魔力 : 9 → 18
[メイン]
ゆんゆん :
「……ああっと、もしかして……
足らなかったんでしょうか?」
[メイン] ゆんゆん : ちらり、食料袋とサウザーを交互に見比べる。
[メイン] 天童 アリス : 「私の食糧を渡しますよ?」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「あ~…そうだったんですか?サウザーさん」
[メイン]
サウザー :
「足りはした……が
おれの口には合わなかっただけだ……」
と、ぽつり
[メイン] ゆんゆん : むむっ、と口を結ぶ。
[メイン]
サウザー :
まぁさっきは足りたけど、実際二日目、三日目の分が足りないのも
また事実ではあるが、強がるサウザー。
しかし口に合わなかったのもガチの事実であった。
[メイン] 白鳥ことり : 「味は保存食やからガマンせな」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「う~んそうですね…3日ずっと非常食というのも…」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「…何か食べる物見繕ってきますか?」
[メイン]
ゆんゆん :
「……むう~……ですよね。
何か食材があれば、私がお料理も出来たんですが……」
[メイン]
天童 アリス :
「この辺は食べれる獣が多いでますか?」
ローラントに聞く
[メイン]
サウザー :
「何っ……!? おれは聖帝サウザー……!
南斗六聖拳の「極星」……!!!
退かぬっ!」
何だか妙にギラギラした様子で、ことりに返す。
[メイン]
ゆんゆん :
腕を組みながら。
唇を、鼻にくっつけるように伸ばして。
[メイン] ローラント : 相変わらずの、氷のような表情をちらりと、アリスへ向け。
[メイン]
ローラント :
「このダンジェル森は、未開の地ですね
危険な魔物が多く住まう森ではあるので
生命体は、どこかにいるはずでしょうが……」
[メイン] ローラント : ふむ、と顎に手をやり。
[メイン]
ローラント :
「食用かどうかは、定かではありませんね
私からの結論としては分からない、が答えになります
お力になれず申し訳ありません」
[メイン] 天童 アリス : 「参考になりました!ありがとうございます!」
[メイン] ローラント : 静かに、少し頭を下げ、馬の進行へと集中する。
[メイン]
サウザー :
「生命体そのものはいる可能性は高いのだな……
フフフっ……そしてゆんゆん、貴様のその発言
聞き逃しはせん! 料理ができるとな!」
[メイン] ゆんゆん : ひゃいっ!と小動物のような声を上げ。
[メイン] ゆんゆん : 「はいっ……人並ですけど、お肉や野菜があれば作れると思います!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……!!」
[メイン]
ゆんゆん :
ごそごそ、と鞄を探り取り出すは調理セット一式。
ぼっちは自分のスキルを使える場を虎視眈々と狙っている。
[メイン] 天童 アリス : 「すごいです!」
[メイン] 白鳥ことり : 「へ~。ゆんゆんちゃんお料理できるんやね」
[メイン]
サウザー :
「ふ……フフフ……フハハハ───っ!
ならば訊こうっ! ゆんゆん!
貴様は『カレー』を作れるか!」
この世界に『カレー』があるかはわからないが、なければないで
スパイスの利いたどろどろの茶色い何か、みたいな説明を一言で表したという事にす・ルウ。
[メイン] ゆんゆん : みんなに褒められ、えへへへ…と満更でもなく顔をほころばせる。
[雑談] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 39 → 339
[メイン]
ゆんゆん :
「かれえ……聞いたことはありませんね……
でも、再現するなら……頑張れると思います!」
[メイン]
ゆんゆん :
ふむふむ、と頷く。
スパイスは沢山あるので、サウザーの言う通りに味を調えていけば恐らくそれっぽい物が出来るだろう。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「いいですね…旅先で美味しい料理…!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「早速取りに行きましょう!」
[メイン]
ゆんゆん :
おやっ……エクレシアさんも、興味がおありみたいですね……!
意外と食べるのかな?
[メイン]
天童 アリス :
「そうですね!
ローラントさん…良いですか?」
[メイン] ローラント : 「?」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 正直非常食だけでは足りなかった、いっぱい食べれるなら俄然やる気が出るという物だ
[メイン]
サウザー :
サウザーはニヤリと笑みを浮かべ
『カレー』が頭の中を埋め尽くし、おそらく依頼主であるローレンスの護衛のことは一時忘れてしまっているようだ。
[メイン]
サウザー :
「フッ……魔術以上におれが求めるは料理
そして何よりカレー! フフフハハハハっ!
ならば食材はおれが狩ろうっ! ……が、さっさと食べたいのでな
聖帝軍カッコカリ全員出動っ!」
と、本来の目的を忘れて全員出動とまで命令を出すサウザー
[メイン] 天童 アリス : 「私はローラントさんの護衛しますね!」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「はい!お供しますよ!」
こっちもこっちで食い気に支配されている
[メイン]
ゆんゆん :
はわぁあ、とみんなの勢いに押されている。
ことりに助けを求めながら、料理の支度を整えていく。
[メイン] 白鳥ことり : 「うちもお留守番させてもらいます」
[メイン] 白鳥ことり : 「ゆんゆんちゃんも支度があるさかい残りたいみたいやね」
[メイン] ローラント : 「……進行は続けますので、逸れないように」
[メイン] 天童 アリス : 「分かりました!」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「分かりました!」
「もし何かあったら合図ください!すぐに戻ります!」
[メイン]
サウザー :
「護衛……? フッ、そうだったな
貴様らには留守番を任せよう、現状上級魔術師とやらの護衛はそれだけ
いれば十分───おれも責務を完全に放棄したわけではない
逸れないよう、進行に追いつきつつ狩りをすればいいのだからな
むしろ不安要素を先に摘まむ事すら可能っ! もしかしておれって天才?
フハハハ───っ!」
[メイン]
白鳥ことり :
「あ~。ちょっと待っててな」
すぐに向かおうとする2人を呼び止める。
[メイン] 天童 アリス : 「定期的に光の矢を上に飛ばしますのでそれを目印にしてください!」
[メイン] 白鳥ことり : 馬車の自分の荷物から火打ち石を取り出し戻ってくる。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「?」
小鳥の方を向く
[メイン] サウザー : 「ふわ……!? なんだ……」
[メイン]
ゆんゆん :
た、確かに……!索敵しながらご飯も作れる……!
なんて、感心しているまま。
[メイン] 白鳥ことり : 器用度に≪歌姫≫を使うてリズム良く火打ち石を叩きたいんやけどええやろか?
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] 白鳥ことり : 2D6+13+3>=1LV 器用SR (2D6+16>=20) > 5[1,4]+16 > 21 > 成功 > 経験値5
[メイン] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 339 → 344
[メイン] 白鳥ことり : 「狩りの成功を願うて」
[メイン] 白鳥ことり : そして、狩りに向かう2人の前でカンカンと火打ち石を鳴らし
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「…はい!」
[メイン] 白鳥ことり : 「いってらっしゃい~」
[メイン]
サウザー :
「…………フフフ フハハハハ───っ!
ことりよ、何故だか知らないが貴様の歌やリズムは耳障りが良い
嫌でも上機嫌になりそうだ、聖帝軍音楽隊の結成でもしようかな……」
と小声でぼそりと呟きながら、ニヤリと笑みを浮かべ
馬車から華麗に飛び降りる。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 教養と知性!狩りは昔旅の中で嫌でも覚えた!
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] GM : ただし、2LV
[メイン] 白の聖女エクレシア : 分かりました!
[メイン] 白の聖女エクレシア : 2D6+21+3>=2LV 知性SR (2D6+24>=25) > 7[3,4]+24 > 31 > 成功 > 経験値14
[メイン] system : [ 白の聖女エクレシア ] 経験値 : 462 → 476
[メイン]
GM :
エクレシアは、旅の記憶を頼りに、ダンジェル森に住まう
食用可能な動物を判別し、その狩猟を成功させた。
[メイン]
サウザー :
では続いておれも狩猟判定と行こう……
やはり獣を追いかけるには速度ではなく知性あるいは器用さの方が問われるだろう
聖帝ブレーンはお休みさせといて人の足で追いつかんものには、器用で勝負
それに加え、おれは天を統べる鳳凰を憑依する勢いで拳を振るい……鳥さえも……
原典的にこれってレイの方が適任じゃね? でもおれ南斗全部の上位互換だと思ってるし……
タレント≪南斗鳳凰拳≫使用
[メイン] GM : どうぞ、2LV
[メイン] サウザー : 2d6+16+3>=2LV (2D6+19>=25) > 6[1,5]+19 > 25 > 成功 > 経験値12
[メイン]
GM :
サウザーは、拳法家としてこれまで鍛錬してきた日々を思い返し
動物の気配を察知し、瞬時にその拳で仕留めた。
[メイン]
サウザー :
「フフフ……フハハハハハ───っ!
やはり鳳凰拳! 鳳凰拳が全てを解決する!
……わが師と引き換えで得た拳でなければな……」
とポツリ呟けば
[メイン] サウザー : 「むっ……! 貴様も獲物を屠ったか、エクレシアっ!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「はい!前に結構こういう事はしてたので…」
[メイン]
サウザー :
「フフフっ……さすがおれ以上の女だな……」
と自分で言っといて、すぐ顔を逸らして唇をぎりぎりと噛むと
馬車のあるであろう位置の方で光が弾ける。
[メイン]
サウザー :
「アリスの魔術か
音で馬車の位置はわかっていたが、存外もうすでに遠いな」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……!」「光の合図!」
[メイン]
サウザー :
「…………しかしあの合図に不安要素は無きにしもあらず
フッ 我ら聖帝軍カッコカリの前に敵などいないとはいえ
あの山賊たちが追手を仕向けていれば、あの合図は格好の的だろう」
[メイン]
サウザー :
「さっさと戻ってやらないとあとが怖い、って奴!?
フハハハっ───!」
と、なんか聖帝らしい事を言ったと思えばすぐに元の調子に戻り
またすぐに走り出す。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「そうですね!お土産持って行きましょう!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : サウザーについていく、何回か追いかける内に段々なんとか後を追えるようになってきていた
[メイン] ゆんゆん : そして────渡されたお土産は、随分と大きかった。
[メイン]
ゆんゆん :
これを人の手で……!?と思うくらいには大きく。
二人の技量には、いささか驚きを隠せないが。
[メイン]
ゆんゆん :
……私の出番、だもんね!
せっかく頼られたんだもん、張り切っちゃおう!!
[メイン]
ゆんゆん :
ふんふん、と鼻息を荒くして。
腕まくりまでして、準備万端。
[メイン] ゆんゆん : いざ、戦闘開始────!!!
[メイン] ゆんゆん : 捌く知性、ぼっちなので料理スキルがあります!
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] ゆんゆん : 2D6+17>=1LV 知性SR (2D6+17>=20) > 7[3,4]+17 > 24 > 成功 > 経験値7
[メイン] system : [ ゆんゆん ] 経験値 : 322 → 329
[メイン] ゆんゆん : ────㌧㌧と一定のリズムを奏でる。
[メイン]
ゆんゆん :
途中、簡単な仕込みはことりに手伝ってもらいながら。
”かれえ”という、聞いたことのない料理に苦戦しながら。
[メイン] ゆんゆん : 時々サウザーに味見をしてもらいながらも、完成度を高めていき。
[メイン] ゆんゆん : 「────で、出来ました……!!!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……!」
[メイン] 天童 アリス : 「!!」
[メイン] 白鳥ことり : 匂いに釣られてフラフラと現れる。
[メイン]
ゆんゆん :
お鍋に入った、茶色のどろりとした食べ物。
中には取れたての野菜や、肉類がごろごろと煮込まれている。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「わあ…!凄い美味しそう…!」
[メイン] ゆんゆん : 「おそらく、これがサウザーさんのいう…”かれえ”、かと!」
[メイン] 天童 アリス : 「ローラントさん呼んで来ますね」
[メイン]
サウザー :
「フフフ……フハハハハ───っ!!!!
味見担当だったけどおれも天才じゃね!? ってやつ!?
まさか一からカレーとやらを作れるとはな! これが料理ができる女!
というやつか! ゆんゆんよ! 間違いない! これは『カレー』だ!」
味見担当なのに自画自賛しつつ
[メイン] ゆんゆん : 独特のスパイスの利いた匂いは、辺り一帯を包み込みつつ。
[メイン] ゆんゆん : 「えへへへ、サウザーさんの的確なアドバイスあってこそでしたから……!」
[メイン] ゆんゆん : 頬を掻きつつ、みんなの分をよそおっていく。
[メイン]
サウザー :
ふつふつと煮え、スパイスの利いたコクのある汁の中に
うま味をぎゅっと閉じ込め、スパイスと絡みあって更に味の引き立つ野菜と肉の塊にゴクリと喉を鳴らしながら。
「フフフ…………あっ、おれは量は普通でいいぞ」
[メイン] サウザー : 味見しすぎてお腹いっぱいになりかけのサウザー。
[メイン] ゆんゆん : はいっ、と頷きつつ。
[メイン] 天童 アリス : 「私も普通の量で!」
[メイン]
ゆんゆん :
「エクレシアさんは……いっぱい食べますか?
なにやら一番お腹空かせてみたみたいですし」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「あ…ばれてました?」恥ずかしがるようにもじもじして
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「じゃあ…沢山お願いします!」
[メイン] ゆんゆん : ふふっ、とにこり微笑み。
[メイン] ゆんゆん : 要求通り、沢山こんもりと盛る。
[メイン] ゆんゆん : ことりちゃんは普通くらいですかね、とよそおい。
[メイン] 白鳥ことり : 「ありがとう~」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「ありがとうございます!」
[メイン] 白鳥ことり : どこかで見たことあるような気がするけど、これがかれえって食べ物かぁ。と思いながら受け取る。
[メイン] ゆんゆん : 「……それじゃあ、改めて……いただきます!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「いただっきまーす!!」
[メイン] 天童 アリス : 「いただきます!」
[メイン]
サウザー :
サウザーはというともう、もそもそとカレーを食べ始めていた。
あれほど子供のようだったサウザーだが、腹いっぱい寸前なのと
最後まで味見に付き合ったために、味がわかってる為かそこまでリアクションは無い、が、これで二日目の食事も十分であろう。
[メイン] 白鳥ことり : 「いただきます~」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「美味しい~~~!!」
後でゆんゆんにレシピを聞こう、そう思ったエクレシアだった
[メイン] 天童 アリス : 「うッ…うッ…うまッ…!」
[メイン]
ゆんゆん :
もぐもぐもぐ。
カレーを口いっぱいに頬張りながら、我ながら絶品かも……!と思うゆんゆんなのであった。
[メイン] 白鳥ことり : 「こ、これは…辛さの中にもうま味が広がって…」
[メイン] 白鳥ことり : カリカリと手元の紙にペンを走らせる。
[メイン] 白鳥ことり : ええ曲が浮かんだかもしれへん!
[メイン] ゆんゆん : そんな様子に、にへらっと微笑みながら。
[メイン]
ゆんゆん :
非日常の中の、幽かな日常。
それを感じ取る事が出来、なんだか口から笑みが零れつつも。
[メイン] ゆんゆん : 時間は、着々と進んでいく────。
[メイン] ゆんゆん :
[メイン] ゆんゆん :
[メイン] ゆんゆん :
[メイン] GM : ─────そうして、進行は続く、続く、続く。。
[メイン] GM : しかし、今日は襲撃は無かった。
[メイン] GM : 嫌に、平穏だったと言える。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : そして、夜。
[メイン]
GM :
あなた達冒険者は、昨日と同じように、テントを設営し
それぞれ就寝を取っていたのだが─────。
[メイン] GM :
[メイン] GM : schoice アリス サウザー ことり ゆんゆん エクレシア (choice アリス サウザー ことり ゆんゆん エクレシア) > サウザー
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
─────サウザーのもとへ、人影が。
サウザーは、その存在を察知することができるだろう。
[メイン]
サウザー :
サウザーはというと、30万ベリーの上質なシャツ(寝巻)を着て
眠っていたが───存在を察したと同時。
[メイン]
サウザー :
「たああっ───!!!」
鳳凰の如く、仰向けの状態から『飛翔』し
その存在と向き合うッ!
[メイン] 謎の少女 : 「ひゃあっ……!?!」
[メイン] 謎の少女 : 飛び起きるサウザーに驚く、青髪の少女。
[メイン] 謎の少女 : 「す、すみません……!そ、その……こんな、夜更けた時刻に……」
[メイン] 謎の少女 : ぺこぺこと頭を何度も下げる、気弱そうな表情の少女。
[メイン]
サウザー :
「ふわ……!?」
寝ぼけているので少し頭を回すが、この少女は
見た事はない、格好は───ギリギリサウザーを燻らせる事はしなかったようだ。
[メイン]
サウザー :
「時刻の問題ではない……貴様なにものだっ!」
すると虚の構え、つまり構えを取らずに少女に向き合い続ける。
[メイン] 謎の少女 : 「…………はい」
[メイン]
謎の少女 :
両手を、自身の胸の辺りに、ぎゅっと握らせ。
そして、サウザーをじっと見つめる。
[メイン] 謎の少女 : 「……私は─────」
[メイン]
シャル :
「─────パセキュテッド村の、巫女を務めさせていただいております
シャル……という者です。」
[メイン] シャル : 改めて、サウザーへ深く、頭を下げる少女。
[メイン]
サウザー :
「パセキュ……パセ……パセキュテッ……ド村の巫女?
───それは我が聖帝軍カッコカリの制圧前進先ではないか!
そこの巫女だと? ここから村まで馬車でもあと一日はかかるが
わざわざその村からここに何の用だというのだ!」
絶望的なまでに噛みながら、変わらぬ眼差しで少女を凝視する。
[メイン] シャル : こくりと、頷く。
[メイン]
シャル :
「………その、あなた方が、パセキュテッド村へ向かう
ローラントの護衛……冒険者とお見受けして
……お話したいことが、一つだけ……ございます」
[メイン] シャル : 少女は、拳をきゅっと握る。
[メイン]
シャル :
「─────どうか、ローラントの、パセキュテッド村への進行を
止めてください」
[メイン] シャル : そして、深く頭を下げるのであった。
[メイン]
サウザー :
「…………何だと?
我ら聖帝軍カッコカリの制圧前進を止めろ、と
訊こう、巫女よ! なぜ進行を止めねばならんのだ?」
[メイン]
シャル :
「…………
……本当は……隠し通したかったことではありますが
……お話、いたします」
[メイン] シャル : サウザーの瞳を、じっと見つめ。
[メイン]
シャル :
「………私達の村、パセキュテッド村は……
各王国で、奴隷として、肉体的、精神的苦痛を刻まれた者達が
神の恵みによるものか、魔術の才能を得て、それぞれ脱出し」
[メイン]
シャル :
「この、ダンジェル森の奥でひっそりと暮らすための
私達にとっての……他には無い、安息の地となっております」
[メイン]
シャル :
「魔術の才を得た私達は、「メシア」の存在を信じ
日々、私達の苦悶の過去から解き放ってくれた、奇跡の存在
魔術という存在に感謝すべく、宗教儀式を行い……」
[メイン] シャル : 「─────その結果、『奇跡』が……生まれました」
[メイン] サウザー : 「『奇跡』?」
[メイン] シャル : こくりと頷く。
[メイン] シャル : 「─────『賢者の石』」
[メイン]
シャル :
「……ありとあらゆる、等価交換を無視し、膨大な魔力を秘める
最上級魔術アイテムの一つです」
[メイン]
サウザー :
「…………!!? な……なんだとっ!?
そんなものが貴様らの村にあるというのか……!?」
[メイン] シャル : はい。と、ゆっくりと首を縦に頷かせ。
[メイン]
シャル :
「……ローラントは、それを狙っています
このダンジェル森で偵察をしている、村の者達から
その情報は既に、探知しておりました」
[メイン]
シャル :
「……そして、その賢者の石は
魔力媒介とした場合は、その者に無限の魔力を注ぎ込むため
許容量を越え、死に至らしめる、呪いのような存在でありながらも」
[メイン]
シャル :
「『解放魔術』を施すことにより、その地へ魔脈を形成させることができる
代物となっております」
[メイン] シャル : 「………膨大な、エネルギー放出と共に、ですが……」
[メイン]
シャル :
「……もし、その賢者の石が解放された場合
このダンジェル森は、全て更地と化してしまいます
……それほどの規模の力を持った、魔術アイテムです」
[メイン]
サウザー :
「…………」
自分の中で精一杯噛み砕きながら、サウザーは目を細める
「賢者の石、それは多大な利益をほぼ無料で手に入れられるようなもの、か
だが、それを兵器に転じ、我々聖帝軍カッコカリを追い払う
否、我々を消し炭にしないのは、その懸念によるもの、か」
[メイン] シャル : こくりと頷き。
[メイン] シャル : 「フーシャ王国は、魔術師が少ない」
[メイン]
シャル :
「その理由は─────魔力供給のための、魔術素材が
この周辺区域では、あまり多く採掘することができないからです」
[メイン]
シャル :
「……ローラントは、そのため……
この、ダンジェル森を更地に変えることで……
……賢者の石の解放による、魔脈形成することで」
[メイン]
シャル :
「王国の、魔力供給不足を補おう、と……
そう、画策しているようです
……ですが、そうなってしまえば……」
[メイン] サウザー : 「貴様らの安寧は、瓦解することになるな───」
[メイン]
シャル :
「……私達も、消し炭となってしまいます
村の者達の命、そして先人達が築き上げてきた故郷を
……全て……」
[メイン] シャル : サウザーの言葉に、苦痛の表情で頷く。
[メイン]
シャル :
「……もちろん、冒険者は善意により
その依頼を変えることは無い、と存知ております」
[メイン]
シャル :
「……ですので……ローラントが払う報酬よりも……
……我々、パセキュテッド村は……長きに渡る月日にはなってしまいますが
多くの報酬を、あなた達へ約束を……と、思っております」
[メイン] シャル : 「……いかが、でしょうか……?」
[メイン]
サウザー :
「フフフフ……フハハハハっ!
そこまでわかっていて、よりにもよってこの俺に全てを喋るとは
フフフフ……フフフ…………」
[メイン]
サウザー :
話を全て聞き終えたサウザーは、テントの中で
いつもよりも抑えた高笑いをする。
[メイン]
サウザー :
「いかがされる前に、俺から一つ訊こう
その賢者の石の力は───……」
[メイン] サウザー : 「死者を蘇らせる事もできる代物か?」
[メイン] シャル : その言葉に─────頷く。
[メイン] シャル : 「……伝承では、それを可能とさせる、と聞いております」
[メイン]
シャル :
「……ですが、それを実行させるためには
賢者の石を直接魔力媒体として使用しなければなりません
……それは、上級魔術師でも不可能……とされております」
[メイン] サウザー : 「…………ふんっ、であれば」
[メイン]
サウザー :
「俺にとっては、つまらん石ころも同然だ
貴様らにとっては英雄とも呼ぶべき石ころのようだがな」
[メイン]
サウザー :
「───そしてそんなつまらん石ころを転がそうとするような
ローラントという男も」
[メイン] サウザー : 「またつまらん」
[メイン] シャル : 「………!!」
[メイン] シャル : その言葉に、少女は瞳を大きくする。
[メイン]
サウザー :
「奴の魔術は惚れ惚れとした、フッ、まるでユダのような事を
おれは言う、そして彼以外の魔術師とやらもそうだ
フハハハハっ! 素晴らしかった、そういうやつを増やすのが
ローラントの目的か」
[メイン] サウザー : 「だが」
[メイン]
サウザー :
「おれは武闘家だ、南斗鳳凰拳伝承者だ
自らの師をこの手で殺害する事で得た、帝王の拳
魔術に惚れ惚れしようとも、おれはこの拳で全てを治める」
[メイン]
サウザー :
「他人が魔術師になろうが、あるいはおれが魔術師になる権利を得ようが
いらん」
[メイン]
サウザー :
「むしろ欲しいのは、大量の料理人の方まであるのでな
フフフ……フハハハハ───っ!」
[メイン]
シャル :
「で、では……そ、その、私達のご依頼……
引き受けて、くださる……の、です、か……?」
[メイン]
シャル :
「あ、あの……!その、報酬は……
……1年後……うぅ、いえ、2年後……」
[メイン] サウザー : 「いらん」
[メイン] シャル : 「……え?」
[メイン]
サウザー :
「ふんっ まあわからん
聖帝軍カッコカリは率いるおれ以外にもいる
ローラントはもちろん覗き、あと四人」
[メイン]
サウザー :
「そいつらが報酬を欲しがるやもしれん
だが
[メイン] サウザー : おれはいらん、それだけだ」
[メイン] シャル : サウザーの言葉に、青髪の巫女は─────
[メイン] シャル : 涙を、ぽろぽろと、流した。
[メイン]
シャル :
「う、うぅぅ、ぅぁぁぁ………
あ、ありがと、う……ござい、ま、すっ……!」
[メイン]
サウザー :
「───
だが、一つだけ貴様におれから頼みたい事を言おう
金ではない、金では買えんものだ、いや買えるといえば買えるが」
涙を流す巫女に、近寄る。
[メイン]
シャル :
口元に手を添え、肩を震わせながら、大粒の涙を落とす
それは─────パセキュテッド村の巫女として、最高責任者として。
その役目を無事、果たすことができたという安堵の涙。
大好きな村の皆が、そして故郷が救えるかもしれないという希望の、涙。
[メイン]
シャル :
「………っ……!!はいっ!!!
我々にできることであれば、なんでも……!!!」
[メイン]
サウザー :
「フフフフ……料理人が増える事は良い事だ、おれはさっきそう言った
一字一句同じかは、わからんがな、フフフ……
貴様も、そして貴様らの村の全員に」
[メイン] サウザー :
[メイン] サウザー : 「"カレー"の作り方を伝承させろっ!」
[メイン] サウザー :
[メイン] シャル : 「────へっ………?」
[メイン] サウザー : 「え?」
[メイン] シャル : きょとん、とした表情で、サウザーを見つめる。
[メイン] サウザー : 「カレーだぞ? カレー……知らない? お前も知らないのか!?」
[メイン]
シャル :
「あっ……カ、カレー、ですか……?
……そ、その……それで、よろしい、のですか……?」
[メイン]
サウザー :
「あっ、知ってる
ああ、いいぞ」
[メイン] サウザー : 「カレーはいくらあっても困らん!」
[メイン]
シャル :
「!! ……分かり、ました……!
……分かりました、それでは……冒険者さんが満足できますような
とても美味しいカレーの作り方を……村総出で編み出し
そして冒険者さんへ、教授いたしたいと、思います……!!」
[メイン]
サウザー :
「だが安心はまだするな、あくまでおれだけが
貴様の頼みを引き受けたまでだ、他の四人はわからん」
[メイン] サウザー : 「だがおれの口から、ローラントにバレぬように」
[メイン]
サウザー :
「教えておいてやろう、そして決断を訊こう
それで対立するなら、この聖帝サウザーも真っ向から立ち向かうまで
…………貴様はいつまでもここにいるとまずい立場であろう」
[メイン]
サウザー :
「さっさと去るがよい、あるいは近くで身を潜める事だ
フハハハハ……!」
[メイン]
シャル :
「は、はいっ……!!
……その、ありがとうございました……!!!」
[メイン]
シャル :
改めて少女は、頭を深く下げ
そして、夜の森へと駆けていった─────。
[メイン]
サウザー :
「…………」
一番手っ取り早いのは、このままローラントを暗殺する事、だろう。
[メイン]
サウザー :
だが、こっちの聖帝サウザーは闇討ちはしない
嫌がらせはすれど、不意打ちを仕掛けて殺す、という真似はしない。
ゆえに、彼が選んだ行動は、宣言通りであった。
[メイン] サウザー : 「起きろ───貴様ら」
[メイン] 天童 アリス : 「もう判時ですか?」
[メイン]
ゆんゆん :
行儀よく布団を被っていたゆんゆんは、むくりと起き上がる。
眠気眼をこすりながら、ぱちぱちと瞬いてサウザーへと瞳を向ける。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……ふえっ?」
[メイン]
白鳥ことり :
「おはようございます~」
そう言いながらも半分寝ている。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「どうしたんですかサウザーさん…?まだ外は夜みたいですけど…」
[メイン]
ゆんゆん :
「……ん、んんぅ……
まだ夜明け前……何か、あったんでしょうか?」
[メイン]
サウザー :
「目覚めが悪くならなければいいが ふんっ 関係あるまい
貴様らには一つの決断をしてもらう
おれはすでに決断を下した」
すると、高笑いしてた聖帝とは明らかに違う面持ちで、彼女らを凝視する。
[メイン] 白鳥ことり : コクリ、コクリと船をこぎ始める。
[メイン]
ゆんゆん :
目を擦れば、そこにいたのは知っているサウザーでもなく。
────”冒険者”としてのサウザーであった。
[メイン]
ゆんゆん :
ことりの体をゆさゆさ、と慌てて揺らしながら。
真剣な眼でサウザーへと向ける。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「……!」
いつになく真剣なサウザーを見て目が覚める
[メイン] ゆんゆん : 「……一つの決断、ですか」
[メイン] 白鳥ことり : 「あわわわわ。起き、起きてます~」
[メイン] 天童 アリス : 「!」
[メイン]
サウザー :
───聖帝サウザーは、彼女らに
『この先の村の巫女であるシャルから聞いたこと、頼まれた事、そしてそれを自身が引き受けた事』
を話した───
その口ぶりは、ライブで全然おひねりが貰えずに落ち込んでいた、カレーが食べられずに拗ねていた彼とはまるっきり違っていた
[メイン] 天童 アリス : 「村に協力しましょう!」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「そ…そんな…!」
膝からがくりと崩れ落ち…
[メイン] 白の聖女エクレシア : ……だが
[メイン] ゆんゆん : 「…………」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「サウザーさん、」
[メイン] ゆんゆん : 唇をぎゅっと噛んで、サウザーの話を零すことなく聞いている。
[メイン]
サウザー :
「…………おそらくだが、我々が最初に対峙したあの山賊は
山賊ではなく、村の守り人であったのだろう
あの傷、生きているか怪しいものだが、すでに我々は手を下したようなもの
貴様らの誰かぐらい、非情になっても構わんのだ───」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「私も、村を守ります」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「謝るんだ…彼らに」
彼女の表情には懺悔の念と決意が篭っていた
……今、彼女の脳裏に過るのは、他でもない
[メイン] 白の聖女エクレシア : 鉄獣戦線の彼らの姿だった
[メイン]
サウザー :
「……フフフハハハハ……報酬は1000万ベリーだ
そしてローラントとかいう男にも、色をつけられるというもの
奴は王国の人間のようだ、今回の依頼だけではない
今回の功績自体が広く知れ渡れば
将来的な額は1000万ベリーどころではないかもしれんぞ?」
[メイン]
サウザー :
「それでもなお、貴様らはおれのように
村を守る事を誓うのか?」
[メイン] 天童 アリス : 「ええ!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「…はい、」
[メイン]
ゆんゆん :
「…………」
サウザーにそう尋ねられていても────ゆんゆんは、唇を固く結んでいるまま。
[メイン]
サウザー :
「ことり、そして───ゆんゆん
貴様らはどうなのだ」
[メイン]
サウザー :
「1000万ベリーという金だけではない
貴様らは"冒険者"としても名声が轟くことであろう」
[メイン]
ゆんゆん :
サウザーの言葉に、ゆっくりと顔を上げて。
────”帝王”としての彼は、月明りを背にしていた。
[メイン]
ゆんゆん :
「……”冒険者”っていうお仕事は……誰かが困っているから、その誰かを助ける
頑張った分だけ、報酬が貰える……そんなお仕事だと思ってました」
[メイン] ゆんゆん : そして────私を助けた彼女も、”人助け”を目的にしていたのだろう。
[メイン]
ゆんゆん :
「……もちろん、ローラントさんも……悪い人です!
勝手に人の住む場所を、崩壊させようなんて!」
[メイン]
ゆんゆん :
「ただ、彼が困っていたのは事実ですから……
彼もきっと、誰かのために動こうとしたのだと、思います」
[メイン]
ゆんゆん :
ゆんゆんは、悩んでいた。
任務を受けた際の報酬について、ではなく。
どちらをの道を選んだとしても、誰かの”問題”を邪魔してしまう。
[メイン]
ゆんゆん :
それは……彼女の目指す”冒険者”像とはまた違う。
東に困っている人がいれば助け、西に困っている人がいれば助ける。
そんな、いわば”英雄”のようなもの。
[メイン]
ゆんゆん :
「……皆が納得できるように、どうにかっていうのは……難しい、んでしょうか」
ちら、と。
尊厳あるサウザーの瞳に問いかける。
[メイン]
サウザー :
「難しいな」
そうバッサリと切り捨てる、が、サウザーの瞳は変わらない
冷ややかなものではなかった。
[メイン]
サウザー :
「英雄とは、屍で築かれた道の上に居るという者
おれはおれという人生の中でそう気が付かされた
いや、やはり目を逸らせなかったというもの」
自身の拳を天高く翳す。
[メイン]
サウザー :
「おれの拳は血に濡れている、おれは聖帝サウザー
しかし「極星」の座に至るまでに、おれは何人もの人間を屠った
そしてこの拳を手に入れるために、我が師を儀式の下で葬った」
[メイン]
ゆんゆん :
「…………」
サウザーの”経験”を耳に、ごくりと息を飲みながら。
[メイン]
ゆんゆん :
「ほふっ……!?」
しかし、その言葉を明かすという意味────。
その言葉の重みに、閉口し。
[メイン]
サウザー :
「ゆえにおれは、愛を捨てる事も考えた
愛によって人は苦しむ、愛によって人は翻弄される
ゆんゆん、どうやら貴様も同じようだな」
[メイン]
ゆんゆん :
「……は、はい……そう、なのかもしれません」
こく、と軽く頷いて。
[メイン]
ゆんゆん :
「……サウザーさんは、それでも……捨てなかったんですか
……”愛”を」
[メイン]
サウザー :
「ああ、なんか愛の為に戦った方がかっこいいかな、って思ったし」
と、真剣な眼差しでさらっと言う。
[メイン]
ゆんゆん :
「……か、かっこいい……」
ずる、と肩の力が抜けかけるも、慌てて立て直し。
[メイン]
サウザー :
「英雄とは所詮、使えない部分を、そして都合の悪い部分を
切り落とし、後世に伝えられてきた象徴
貴様も英雄になりたいのであれば、何を遺し、そして何を闇に葬るか
決めなくてはならんだろうな」
[メイン]
ゆんゆん :
「わ、私は……英雄になりたいってわけじゃありません!
いや……ちょっぴり憧れはあるけど……」
[メイン] ゆんゆん : ちょんちょん、と指同士をつっつかせ。
[メイン]
ゆんゆん :
「……昔、私がすっごく危険な目に遭った時に
颯爽と現れて、名も残さずに去っていった冒険者の人がいたんです」
[メイン]
ゆんゆん :
「……ただ、たいそれたことをしたいわけじゃなくて
その人みたいに、一人一人でもいいから、困っていれば助けたい」
[メイン] ゆんゆん : そうして、拳をぎゅっと握り直し。
[メイン]
ゆんゆん :
「それが────”冒険者”だと思います……!
……サウザーさんは難しいって言ってましたけど、お話を聞いて……決意が固まりました!」
[メイン] ゆんゆん : 「……どうにもならなくなるまで、私は……みんなが悩まないように、頑張りたいです……!!」
[メイン]
ゆんゆん :
ゆんゆんの考え方ははっきり言って異端であろう。
この世界では、弱肉強食。
弱ければパセキュテッド村のように圧倒され、強い物によって殺される。
殺されるという言葉は────文字通り。
殺すことが選択肢にあることなのだ。
[メイン]
ゆんゆん :
しかし────その選択肢を掲げられても、彼女は選ぶことをしなかった。
[メイン]
サウザー :
「フフフフ……それが貴様の選択か
ならば探せ、まあ、探せなくともそれでよいだろう
しかし貴様がそういう人間になりたい、いやそういう時代を作りたい
そういう思いで臨むのであれば」
[メイン] サウザー : 「"墓標"となる勢いでやればよかろう」
[メイン]
サウザー :
「死してなお人の想いは語り継がれるのだからな」
自身の拳を見つめ、サウザーはそう呟き
[メイン]
サウザー :
「まぁ、あと……普通におれ、この依頼受けて
報酬なくても報酬はあったしぃ……あー、なんていうんだろう」
[メイン]
サウザー :
「カレー? えっとノリノリで作ってくれるような仲間がいたりぃ
なんか火打石で見送ってくれたりぃ、一緒になんか探してくれたり
ライブ手伝ってくれたりぃ……」
[メイン]
サウザー :
「まぁ、その、うん……友達ってやつ?」
「……フハハハハハっ!」
先ほどの台詞を呟き、フハハハハっ! というまでの間
すっっっごい小声で呟いてたので、おそらく誰にも聴こえてないだろう。傍から見れば急に高笑いしたのだ。
[メイン]
ゆんゆん :
目をぱちぱち、とさせながら。
[メイン]
ゆんゆん :
思わず、急に高笑いした彼にぽかんとしていた顔を向けていたが。
……釣られ、ふふっと微笑みが漏れる。
[メイン]
ゆんゆん :
「えへへへ……そう、ですね……!
この間でも、楽しくやる事は出来ましたもん!」
[メイン] ゆんゆん : こくり、と頷いて。
[メイン]
ゆんゆん :
ぎゅっと、握ったままの手の主へと目を向ける。
”聖帝”である彼に意見を言う自信が出来たのは、彼女のおかげだ。
彼女の歌が頭の中にあったから、こう決めることが出来た。
[メイン] ゆんゆん : 「────ことりちゃんは、どう……する?」
[メイン] 白鳥ことり : うちがどうするって?そんなの言われんでも決まっとるやん?
[メイン] 白鳥ことり : 「うちは困ってる人に歌を届けるのが仕事や!その村に困ってる人がいるのなら、うちは助けたい」
[メイン]
白鳥ことり :
「…ただ」
ジロリとサウザーの方を睨んで
[メイン] 白鳥ことり : 「正直言うと、そんな大事なこと、サウザーはん1人で勝手に決めてもろうたら困ります」
[メイン] 白鳥ことり : 「さっき自分で仲間~とか友達~とか言うとったくせに」
[メイン] 白鳥ことり : 「一緒にかれぇ食べた仲やん。もうちょっと信用したってもええと思うけど」
[メイン]
サウザー :
「ぬっ……!」
冷や汗を垂らし、目を泳がせると
「……え? あっ、え? 聴こえてた? 聴こえてたの?」
[メイン] サウザー : すると女子中学生がもじもじするみたいなポーズを取り始めて
[メイン]
サウザー :
「き、聞こえてたら、その時に言ってくれても……いいじゃん……
……ごめん」
しゅんっ
[メイン]
白鳥ことり :
「ええです。うちも本気でおこうとるわけやないから」
ニッコリといつもの笑顔に戻る。
[メイン] サウザー : 「……フフフ まったく敵わんっ……!!!」
[メイン]
サウザー :
「おれよりも歌唱力もカリスマ性もある女共め……!」
ニヤリと笑いながら、でもちょっとマジで悔しそうにしつつ。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
あっ何か小さく言ってたのってそういう…その事が知れてうれしくなり
サウザーに笑みを返す
[メイン] ゆんゆん : えへへ、友だちですか……なんて嬉しそうに零しつつも。
[メイン]
サウザー :
「…………」
鼻の下を指でこすって、「へへっ……」みたいな顔し始めながらも。
[メイン] 天童 アリス : うんうんとうなずく
[メイン]
サウザー :
「では……と、ともだ……フレンドとして、貴様らに訊こう
ローラントを殺めずに、切り抜ける方法とやらを
おれはこの拳一筋で生きてきた(傍から見れば嘘)
おれは奴を殺すしか能の無い男になるだろう」
[メイン]
サウザー :
「だが、貴様らなら"違う"と
この聖帝サウザーが信じてやろう、そしてそれに乗ってやろうではないか」
[メイン] 天童 アリス : 「はい!」
[メイン]
ゆんゆん :
「……ま、任せてください……!!」
どん、っと胸を叩く。
[メイン] 天童 アリス : 「争いの元の賢者の石を破壊するのは?」
[メイン] ゆんゆん : げほっげほっとむせながら。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「…はい!」
ギリギリまで考えるんだ、誰も死なない方法を
[メイン] 白鳥ことり : ゆんゆんの背中をさする。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「……え?石を?」
突拍子もない提案にきょとんとする
[メイン]
ゆんゆん :
「……石を……破壊、ですか……?
その……危ないんじゃない……でしょうか?」
[メイン] 天童 アリス : 「ええ…石がなければローラントさんも帰るしか無くなりますよね?」
[メイン]
ゆんゆん :
聞いた話によれば、とてつもない魔力エネルギ―が込められているそうだ。
そんなものを破壊すれば、辺り一帯爆発に巻き込まれてしまいそうだが。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「でも賢者の石の破壊って危ないのでは…?解放して一帯が滅ぶなら破壊したら…」
[メイン]
サウザー :
「捕らぬ狸の皮算用だ
『実物』を拝みに行くのが良いだろう
そしておれが訊いた話と照らし合わせれば、何かが閃くはずだ
───多分」
[メイン] 天童 アリス : 「駄目でしたか…」
[メイン] 天童 アリス : 「!」
[メイン] 天童 アリス : 「行きましょう!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「確かにそうですね…本物を見て考えたら何か分かるかも…」
[メイン]
ゆんゆん :
「……そう、ですね……!
その人にもお話などありますし、まずは……明日に備えないと」
[メイン] 白の聖女エクレシア : それに…もしかしたら
[メイン] 白の聖女エクレシア : 力の流れが…龍脈が分かれば対処の仕様はあるかもしれない
[メイン]
ゆんゆん :
「そうとなれば……今日は寝ちゃいましょう!
寝不足になったら眠いまま問題にあたっちゃいます!」
[メイン] サウザー : 「ああ、それに……」
[メイン] サウザー : 「やつに勘づかれればそれこそ、土壇場で対処しきれんかもしれんからな」
[メイン]
サウザー :
そう言うと、自分のテントへと戻っていく。
ちなみにここまでサウザーは、上質な寝巻姿である。
[メイン] 天童 アリス : 「そうですね!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「確かに…ここは一旦大人しくテントに戻りますか」
[メイン]
ゆんゆん :
お気をつけて、とサウザーを見送った後。
エクレシアに頷いて、もぞもぞとテントに戻っていく。
[メイン] ゆんゆん : パジャマ姿だったので、少し恥ずかしいのかそそくさとしながら。
[メイン] 白鳥ことり : 「おやすみなさい~」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「おやすみなさい~」
[メイン] 白鳥ことり : フラフラしながらテントに戻る。
[メイン] 天童 アリス : 「おやすみなさい」
[メイン]
天童 アリス :
明日に備えましょう
あっ!
判事を回りましたね!
[メイン] 天童 アリス :
[メイン] 天童 アリス :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
最終日となる、3日目。
あなた達一行は、もうすぐパセキュテッド村へと到着するだろう。
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
※自由収集。必要ないと思った場合は収集しなくていい
・「シャル」について 1LV
・「賢者の石」について 2LV
・「パセキュテッド村の実態」について 2LV
[メイン] GM :
[メイン]
サウザー :
ではなんか突然カレー作りのために狩りに出たときのような奇行を装って
馬車から下りて、先行するぞ 来い
使用ステータス速度
タレントは……フフフ……南斗鳳凰拳っ!!!
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] サウザー : 2d6+15+3>=LV1
[メイン] サウザー : 🌈
[メイン] 白の聖女エクレシア : 🌈
[メイン] GM : 1LVだカタクリィ~!
[メイン] サウザー : 2d6+15+3>=1LV (2D6+18>=20) > 9[4,5]+18 > 27 > 成功 > 経験値9
[メイン] system : [ サウザー ] 経験値 : 325 → 334
[メイン] GM : 成功
[メイン]
サウザー :
「フハハハハ───っ!!!
では皆、行ってくるぞっ!」
すると、こいつまたカレーの材料取りにいくんだろうな、というノリで
馬車から「たああっ───!」と飛び降りれば
[メイン] サウザー : わりと現実的だけど馬車よりは速い速度で走り去っていく。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「あっ、私も~!!」
「聖帝軍カッコカリ出撃します!」
割とこれは気に入ったようで
[メイン]
白の聖女エクレシア :
というわけで相剣の魔力的な力で特殊召喚並の素早さで動きます
タレント相剣に魔力SRで
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] 白の聖女エクレシア : 2D6+18+3>=1LV 魔力SR (2D6+21>=20) > 17[5,5][2,5]+21 > 38 > 成功 > 経験値17
[メイン] GM : 成功
[メイン] system : [ 白の聖女エクレシア ] 経験値 : 476 → 493
[メイン] 白の聖女エクレシア : 魔力で速度を乗せて後を追う
[メイン]
サウザー :
(え? なんか俺より速くない……?)
と思いつつも、エクレシアと共に馬車から離れ
ノリがノリなので、まさか石をどうにかする為に先行しているとは思わないだろう
[メイン] 白鳥ことり : 「あ~!まだ切り火してへんのに~」
[メイン] 白鳥ことり : 「ちょっと追いかけてきます~」
[メイン] 天童 アリス : 「気をつけて〜」
[メイン] 白鳥ことり : 「そちらの方も気張りや~」
[メイン]
ゆんゆん :
「皆さん行ってらっしゃいませ!
……はいっ!もちろん!」
[メイン]
ゆんゆん :
手を振り、3人に別れを告げる─────
私の役割も果たすため。
[メイン]
白鳥ことり :
≪バイリンガル≫で馬車の馬はんに語りかけて速度を遅うしてもらいます
魅力で判定ええやろか?
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] 白鳥ことり : 2D6+16+3>=1LV 魅力SR (2D6+19>=20) > 12[2,2][2,6]+19 > 31 > 成功 > 経験値12 > 悪意1
[メイン] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 344 → 356
[メイン]
GM :
ローラントを乗せる馬車は、その動きが徐々に、認知するには
常人離れした感覚能力が無ければ分からないほどに
ゆっくりと、遅くなっていった。
[メイン] 白鳥ことり : それじゃ行ってきます~。と見送るユンユンとアリスにウインクをして、サウザーとエクレシアを追い、自分も村の方へと急ぐ。
[メイン] サウザー :
[メイン] サウザー :
[メイン]
サウザー :
サウザーはすっかり先頭ではなくなり、エクレシアに先頭を譲る事になりながらも
ことり、エクレシア、サウザーの三人は村へと向かう
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「ここが…パセキュテッド村」
[メイン]
白鳥ことり :
「ほえ~」
キョロキョロと周囲を見回す。
[メイン] GM : そこは、自然と、そして魔力を利用した、こじんまりとした村であった。
[メイン] GM : 王国とは違い、土と緑の多い印象を受けるような場所だ。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
そんな村を見て、いい所だと思い
そして、この村を壊すわけにはいかないと決意を新たにする
[メイン]
サウザー :
「───ふっ なぜか懐かしいな
昔、おれの居た環境のようだ……」
能動調査:
最初に対峙した山賊が生きているかどうか
[メイン]
GM :
村人達の姿をよく見る、体のどこかに刻印が刻まれているのが見えるだろう。
それは、各王国にて、奴隷として働かされた証であった。
[メイン] GM : どうぞ
[メイン]
サウザー :
一応見分けをつけるという意味で知性
そして鳳凰拳を学んだゆえの洞察力によるタレント使用っ!!!
[メイン] サウザー : 2d6+9+3 (2D6+12) > 6[2,4]+12 > 18
[メイン] GM : OK
[メイン] サウザー : 1LVってつけ忘れた🌈
[メイン] 白の聖女エクレシア : 🌈
[メイン] GM : 難易度は20なので失敗かな?
[メイン] 白鳥ことり : せやね
[メイン] 白の聖女エクレシア : でも人間だと~?
[メイン] GM : 振り直し可能です
[メイン] 白鳥ことり : 人間だから振り直しや~
[メイン] サウザー : フハハハハハ! では振り直し宣言っ!
[メイン] サウザー : 2d6+9+3 二度目の正直 (2D6+12) > 8[3,5]+12 > 20
[メイン] サウザー : ふわ……!?
[メイン] 白の聖女エクレシア : !!
[メイン] GM : 成功、経験値は8っすね
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・最初に対峙した山賊が生きているかどうか
大きな傷は追っているが、全員、命に別状はない。
ゲーム的には、HPは0になっても死なない、瀕死状態となるだけ。HPは-20になると死ぬ。
[メイン] GM :
[メイン]
サウザー :
「……ふっ 運の良いやつらだ
そしてこれからもそうだと この聖帝サウザー
陰ながら保障してやりたい所だ」
すると、サウザーは二人に向き直り。
[メイン]
サウザー :
「お前たちは魔術の知識がある
であれば、石を調べるべきは貴様らだ」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「はい!任せてください!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「シャルさん、案内頼みます!」
[メイン] シャル : その言葉、そしてその視線の先に─────。
[メイン] シャル : こくりと頷く、青髪の巫女はいた。
[メイン]
シャル :
「ようこそ皆さん、パセキュテッド村へ
……目的地は……分かりました
こちらです、着いてきてください」
[メイン] シャル : 踵を返し、ゆっくりと歩を進める。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 後についていく
[メイン]
シャル :
そうして、シャルに案内された先にあるのは、寺院であった。
その中の祠に、賢者の石は厳重に保存されてあるとのことだ。
その祠の開閉に携わることができるのは、他の誰でもない
メシア教最高権力者たる巫女の、シャルだけである。
[メイン]
サウザー :
「おれたちを石の下まで案内するとは、おれだけでなく
女共も信用するに至ったということ、万が一があるやもしれんというのに
───フフフっ
だが、その涙の跡の甲斐もあったわけだ フハハハハっ……」
と、いちいち突っつきながら
「シャルについて」
知性、タレント鳳凰拳による機微な変化に対する洞察力を働かせるぞ 来い
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] サウザー : 2d6+9+3>=1LV (2D6+12>=20) > 6[1,5]+12 > 18 > 失敗
[メイン] GM : 頑張れ人間
[メイン] 白の聖女エクレシア : がんばえ~!
[メイン] サウザー : お おれの身体の謎を……???
[メイン] サウザー : 2d6+9+3 三度目の正直 (2D6+12) > 10[2,2][1,5]+12 > 22
[メイン] 白の聖女エクレシア : !
[メイン] 白の聖女エクレシア : 回ったな…
[メイン] GM : 成功、経験値は10っすね
[メイン] サウザー : フフフ ありがたい……!
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・「シャル」について
「パセキュテッド村」に住む、村で信仰されている「メシア教」と呼ばれる宗教の最高責任者の巫女。
両親が肉体的、精神的苦痛を齎された元奴隷であり、そういった苦悶の日々を、聞かされて育ってきたようだ。
村では、心優しい少女と評判が良く、また村一番の魔力の才能を有している。
村の存続、平和を第一に願っており、そのためには自分の身がどうなっても構わないという覚悟を持つ少女だ。
[メイン] GM :
[メイン]
サウザー :
「フンッ ゆえに女共でなく
よりにもよって残虐かもしれぬおれに頼みを置いたわけか
命を懸ける身でなければ、そもそもあそこまでは近づかんわけだからな
フハハハハっ!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : そして…石の前に辿り着く
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「これが…賢者の石」
見ただけでも分かる、こんなおびただしい程の魔力は見た事無い
[メイン] 白の聖女エクレシア : だが…もし解決の糸口があるとすれば
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「石の事は…石に直接聞きましょう」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
相剣で龍脈を探りエネルギーをどうすれば解決できそうか探る
知性で
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] 白の聖女エクレシア : 2D6+21+3>=1LV 知性SR (2D6+24>=20) > 6[2,4]+24 > 30 > 成功 > 経験値6
[メイン] system : [ 白の聖女エクレシア ] 経験値 : 493 → 499
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・賢者の石の処置で、龍脈を探りエネルギーをどうすれば解決できるか?
結論から言えば、可能である。パセキュテッド村は、魔力を有する住民が多く存在し、賢者の石ほどの膨大な魔力であっても、村総出で操作に加われば、エネルギーを分散させること自体は可能だ。
[メイン] GM :
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「解決法…分かりました!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : これなら誰も失わないで解決できる…それに…!
[メイン] 白の聖女エクレシア : もしローランドさんをどうにかしても…他に似た様な人がいないという保証はない!
[メイン] 白の聖女エクレシア : この方法なら根本を叩ける!
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「シャルさん!至急村の人を集めてください!」
[メイン] 白の聖女エクレシア :
[メイン] 白鳥ことり : サウザーとエクレシアがそれぞれ調査をしている間、うちは迷子になっていた。
[メイン] 白鳥ことり : 「初めて来るところで単独行動はするべきやないなぁ」
[メイン] 白鳥ことり : そんなことを肝に銘じつつ、ここの住人はうちのこと知っとるんやろか?とふと疑問に思う。
[メイン]
白鳥ことり :
能動調査:うちの知名度
≪歌姫≫使うた魅力で判定ええやろか?
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] 白鳥ことり : 2D6+16+1>=1LV 魅力SR (2D6+17>=20) > 9[3,6]+17 > 26 > 成功 > 経験値9 > 悪意1
[メイン] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 356 → 365
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・パセキュテッド村における白鳥ことりの知名度
無い。
元奴隷の集落ということもあり、娯楽を知らぬまま、この地へ移住した者が多いためだ。
[メイン] GM :
[メイン] 白鳥ことり : 「こんにちは~。白鳥ことりです~」
[メイン] 白鳥ことり : いつものようにあいさつをするが、反応がない。
[メイン] 白鳥ことり : うちのことを知っていればと思うとったけど…。
[メイン] 白鳥ことり : 知らないならそれはそれで''歌姫''の実力の見せどきやな!
[メイン] 白鳥ことり :
[メイン] 白鳥ことり : シャルの呼びかけで集まった村人達に協力してもらうため、うちは舞台に上がる。
[メイン] 白鳥ことり : うちのこと誰も知らんところで歌うの久しぶりやな。…でも、最初はいつもそうや。
[メイン]
GM :
舞台へ上がることりへ、村人達の視線が集まる。
がやがやと、村人同士が話し合い、困惑している様子が見えるだろう。
[メイン] 白鳥ことり : 3日前のゆんゆんとのセッションを思い出す。きっと彼女もあの時はこんな気持ちやったんやろな。
[メイン] 白鳥ことり : ドキドキする…。
[メイン] 白鳥ことり : でもうちは''歌姫''や!
[メイン] 白鳥ことり : ≪歌姫≫使うて魅力SR判定ええやろか?
[メイン] GM : 難易度は、2LVだ
[メイン] 白鳥ことり : 経験値を使うて限界まで魅力を上げる
[メイン] 白鳥ことり : 350点消費して魅力を18へ
[メイン] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 365 → 15
[メイン] 白鳥ことり : 2D6+18+3>=2LV 魅力SR (2D6+21>=25) > 16[4,4][3,5]+21 > 37 > 成功 > 経験値32
[メイン] 白鳥ことり : 「聴いてください。戀の歌」
[メイン] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 15 → 47
[メイン] GM : 「─────っ……!?」
[メイン] GM : ライブが始まり、村人達は、しぃんと静まる。
[メイン] 白鳥ことり : 「愛しきこころ花ひらく二つ戀の花~♪」
[メイン] GM : そのメロディに、その歌詞に、心奪われて行く。
[メイン]
GM :
"歌"を知らなかった元奴隷達は
今この瞬間─────初めて、"感動"を知った。
[メイン] GM : 中には、涙を流し、ことりの歌を聴く者もいるだろう。
[メイン] 白鳥ことり : 『音楽やったら、白鳥ことりが詩や曲に姿を変えて、たくさんの人を励ますことができる』
[メイン] 白鳥ことり : それがうちの信条や。
[メイン] GM : その信念は、形となって現れる。
[メイン] GM : 「……すごい……」
[メイン] GM : 「これが、唄………?」
[メイン] 白鳥ことり : 「こんにちは~、うちは白鳥ことりって言います」
[メイン] 白鳥ことり : 「本日はこない沢山集まってくれはって、ほんまにありがとうございます~」
[メイン] 白鳥ことり : コホンと咳払いして
[メイン] 白鳥ことり : 「うちの友人達から大事な話があるので集まってもらいました」
[メイン] 白鳥ことり : サウザーとエクレシアの方に目配せする。
[メイン]
GM :
「!!」
「ことり、って言うんだ……!覚えた……!!!」
「大事な話?なんだろう……?」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「ど…どうも~…」
ことりに呼ばれ舞台に立つ
[メイン] GM : 村人達の視線は─────エクレシアへと集まる。
[メイン] 白の聖女エクレシア : そして…すうっと深呼吸して
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「…今日は、皆さんにお願いがあってきました」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「この村を守るために」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「賢者の石を破壊する、その手伝いをしてもらいたいんです」
[メイン]
GM :
「なっ……!?」
「は、破壊……!?賢者の石を……!?!?」
「何をバカなことを言ってるんだーー!?」
[メイン] GM : 村人達からは、当然のように非難の声が上がる。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 非難を浴びながらも、続ける
[メイン]
GM :
奇跡の石は、メシアの存在を信じるパセキュテッド村における
その証とも言えるような、村の誇りであるからだ。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「現在この村は悪しき人たちに狙われています」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「奇跡の石…賢者の石が持つ力を求める人たちに」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「彼らに石が渡ってしまえば」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「この町は…確実に滅びます」
[メイン]
GM :
「だ、だからって、破壊だなんて……」
「そもそも、その悪い奴を倒せばいいんじゃないか!?」
「そうだ!そうしよう!!俺達はそうやって、反逆し続けてきたんだ!!」
[メイン] 元山賊A・現村人 : 「─────お前ら、ちょいと黙ってな」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……!」
[メイン]
元山賊A・現村人 :
包帯を巻く男が、騒ぐ村人達を制し
そしてちらりと、エクレシアへ向き。
[メイン] 元山賊A・現村人 : 手をひらりと返し、話を催促する。
[メイン] 元山賊A・現村人 : 「……もっと詳しく聞かせな、クソガキども」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
その優しさに、涙が出そうになるが
今はぐっと堪え
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「いいえ…悪い人達を倒しても」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「根本的には解決しません」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「何故なら、あの石自体にそれほどの価値があるから」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「きっと…今迎撃に成功しても…その後は…」
[メイン] 元山賊A・現村人 : フッ、と笑う。
[メイン] 元山賊A・現村人 : 「……なるほどな、そりゃ一理あるわ」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……!」
[メイン]
元山賊A・現村人 :
「結局のとこ、俺達は─────そろそろ、奇跡から、巣立ちしなくちゃならねぇ
……己の力で勝ち上がってきた道を、"奇跡"として切り捨てるにゃ
……んなのは、俺達の先祖が浮かばれんだろ?」
[メイン]
GM :
「そ、それは………」
「……………」
「だ、だが…………」
[メイン] シャル : ─────舞台へ、青髪の巫女が上がる。
[メイン] シャル : エクレシアへ、ぺこりと頭を下げ。
[メイン] 白の聖女エクレシア : その様子に挨拶を返す
[メイン]
シャル :
「それが、最善であれば
……それが、私の大好きなこの村を、私の大好きな村人の皆さんを
救える方法なのだとしましたら─────」
[メイン] シャル : 「─────最高権力者たる、この私が許可いたします」
[メイン] シャル : 会場へ、決意の目を送る。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「シャルさん…!」
[メイン] シャル : にこりと、微笑む。
[メイン]
シャル :
「……私達もまた、払わなければなりません
皆さんが、依頼を放棄したように
……私達も、変わらなくては、いけないのです」
[メイン] 白の聖女エクレシア : シャルに、一礼し
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「皆さん!ここからが本題です!」
[メイン]
GM :
「……!!!」
「ごくり……」
「こ、今度は、一体………!?」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「石を壊せばいいとは言いましたがただ壊すだけでは中にたまったエネルギーが暴発してこの町が確実にダメになります!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「ですが方法はあります!」
[メイン]
GM :
「そんなのヤバいだろ……!?」
「方法なんて、あるのか………!?」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「この村の魔導師達が力を合わせるのです!エネルギーの流れを作り放出すればこの町を無傷で石だけを壊すことが可能です!」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「だから皆さん!どうかご協力をお願いします!」
会場から、全員に一礼
[メイン]
GM :
「ほ、放出……」
「……待てよ、そうなると……」
「………お、俺達が、そのエネルギーを、受けることに……!?」
[メイン] 元山賊A・現村人 :
[メイン] 元山賊A・現村人 :
[メイン] 元山賊A・現村人 : 「─────乗ったァアアッ!!!」
[メイン] 元山賊A・現村人 :
[メイン] 元山賊A・現村人 :
[メイン] 元山賊A・現村人 : 包帯を巻く男が、叫ぶ。
[メイン] GM : それに呼応するように、また乗る者達が名乗りを上げていく。
[メイン] GM : この村に住む者達は、皆─────苦痛を経て、ここへ降り立った。
[メイン] 白の聖女エクレシア :
[メイン] GM : 今更痛みを伴う?
[メイン] GM : ─────そんなのは
[メイン] 元山賊A・現村人 : 「慣れっこだ」
[メイン] 白の聖女エクレシア : その様子を見て、
[メイン] 白の聖女エクレシア : ぱあっと顔が明るくなる
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「ありがとうございます!皆さん!」
[メイン]
シャル :
「─────もちろん、この私も
"覚悟"は、しておりますよ」
[メイン] シャル : 強い視線を、エクレシアへ向ける。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「シャルさん…!」
[メイン] シャル : 決意の微笑みを送る。
[メイン] 白の聖女エクレシア : そして、全員の方を向き
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「皆の力を合わせて、この危機を乗り越えましょう!」
杖を持つ腕を掲げる
[メイン]
GM :
「よ、よぉし……!」
「巫女様がやるってんなら、俺も……!」
「う、うぉおおおおおお……!!やってやるぞぉぉおおお!!!」
[メイン] GM : 村が、徐々に、徐々に"一つ"に。
[メイン]
シャル :
─────そして、巫女の手によって運ばれてくる。
賢者の石。
[メイン] GM : 会場に集うは─────村人100名、全員。
[メイン]
サウザー :
「フフフフっ…………」
腕を組み、壁に背をつけ
団結の瞬間を見届けた聖帝サウザーが石が運ばれてきたのを確認すれば
そのまま石へと歩を運ぶ。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
石の前に立ち
水のように静かな目で
集中し流れを見る
[メイン] シャル : サウザーの方へ視線を向け。
[メイン] シャル : 「……よろしくお願いします」
[メイン] 白鳥ことり : サウザーとエクレシアに近寄り、カンカンと火打ち石を鳴らし切り火をする。
[メイン] シャル : 奇跡の石を、サウザーへ渡す。
[メイン] 白鳥ことり : 「厄除けも良しや!きっと上手く行くで~」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「…頼みます!サウザーさん!」
[メイン] 白鳥ことり : 「頑張りや~」
[メイン]
サウザー :
「頼まれるまでもない
歌姫の切り火を通過し、おれはこの石を破壊するだけだ
もはや貴様らが崇めるべき"個"は
フフフっ……貴様らの団結の"輪"にありっ!
この石ではない事はおれの目からもハッキリと証明されたっ!」
サウザーは───虚の構えから、まるで鳳凰の羽ばたきの如き構えを見せる。
[メイン]
サウザー :
「奇跡によっての救済はもはや不要
だが、たとえつまらん石ころ一つといえど、奇跡を担った英雄
全霊を以て、帝王の威信をかけた不敗の拳の下に『破壊』してくれるっ!」
[メイン]
サウザー :
「それこそ、この村を担ってきた英雄へのせめてもの手向けというもの
───…………たぁあ───っ!!!」
[メイン]
サウザー :
鳳南
凰斗
拳
奥
義
[メイン]
サウザー :
十天
字翔
鳳
っ
!!!
[メイン] サウザー : ───今、"英雄"に、鳳凰の拳が
[メイン] サウザー : 羽ばたく───っ!!!
[メイン] サウザー : 使用するは速度───そしてタレントは言うまでもないっ!
[メイン] サウザー : 2d6+15+3>=1LV (2D6+18>=20) > 7[1,6]+18 > 25 > 成功 > 経験値7 > 悪意1
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : ─────賢者の石は、砕ける。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 巨大な、エネルギー放出と共に。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 30D+30 魔術ダメージ (30D6+30) > 114[1,1,1,2,2,2,2,2,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6]+30 > 144 > 悪意5
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] 白の聖女エクレシア : 石は砕けた
[メイン] 白の聖女エクレシア : 今こそ
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「私達の思いを合わせるんだ!」
[メイン]
GM :
「う、うぉおぉおおおおおおお!!!!!」
「やってやる!!やってやるぞぉおおおお!!」
「ええい!!この暴れ馬めぇえ!!!!」
[メイン]
GM :
村人達は両手を前へ突き出し、一気に放たれたエネルギーへ
操作魔術を施し、エネルギーを細かく分断させるように
己の気力を注ぎ込む。
[メイン] 元山賊A・現村人 : 「ぐうぅぅぉおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!」
[メイン] シャル : 「お願いっ………!!!収まってぇえええっ……!!!!!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 凄いエネルギー…!だけど!
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「負ける…もんかあああああああああああ!!!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 私もダメージを!3点!
[メイン] system : [ 白の聖女エクレシア ] 耐久 : 10 → 7
[メイン]
GM :
村人達もまた、それぞれ身に受ける。
強烈な、奇跡の爆破を。
[メイン] GM : 99人は、1点ずつ。
[メイン] シャル : ─────そして足りない分は、私がッ!!!
[メイン] サウザー : フフフッ 聖帝のおれをさしおいて無茶はするな───
[メイン] 白鳥ことり : うちも忘れんとってください~
[メイン] シャル : 皆さん………!!!
[メイン] 白鳥ことり : 防御点5点と耐久8消費で13点のダメージもらいます~
[メイン] system : [ 白鳥ことり ] 耐久 : 9 → 1
[メイン]
サウザー :
防御点4 耐久13消費
おれ自身が破壊したのだ であれば16点分のダメージは当然っ!!!
[雑談] system : [ サウザー ] 耐久 : 13 → 1
[メイン]
シャル :
残す13点─────。
防御点4、そして耐久9を消費いたしますッッ!!!!
[メイン] GM : ─────魔力の"暴"は、あなた達を大きく包み込んだ。
[メイン]
シャル :
「あぁぁああぁぁっ………!!!」
その衝撃に、大きく吹き飛ばされる。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「ぐうう…!!」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 衝撃に耐えながら、決して動かない
[メイン]
白鳥ことり :
めっちゃ痛い~。
でもぉ…!
[メイン] 白の聖女エクレシア : 私が動けば、流れが変わってしまう!
[メイン] 白の聖女エクレシア : ここで、食いしばる!
[メイン]
サウザー :
(ぬううっ……!!!
だがおれは聖帝サウザー! 退かぬっ! 媚びぬっ! 省みぬっ……!!!
死んでくれるなよ 貴様もカレーを作らねばならぬのだ……シャル!)
「フフフ───フハハハハハハハっ───!!!!」
そのまま地面に踏ん張る、亀裂が入るほどに───
[メイン] GM : ─────そしての爆裂は、鼓膜が破れんばかりの轟音の後。
[メイン]
GM :
建物や木々を斜めにさせ、空に浮かぶ雲を吹き飛ばしながらも
─────止む。
[メイン] GM : 村は
[メイン] GM : 村人は
[メイン]
GM :
何一つ、誰一人欠けることもなく
─────奇跡の破壊に、成功したのだった。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「や…やった…」
[メイン] 白鳥ことり : けほけほと砂埃に咳をしながら立ち上がる。
[メイン] 白鳥ことり : 「うう…やっぱり替えの服買うておけばよかったなぁ」
[メイン] 白鳥ことり : 埃だらけの自分の服を見て。
[メイン]
サウザー :
「フフフっ……これだけの覚悟と、輪さえあれば
石が無くとも、やはり
貴様らの望む安寧を築けるであろうな
フハハハハっ───!!! …………げほっ、げほっ」
[メイン] 元山賊A・現村人 : 「……へへ……やったんだな、俺達」
[メイン] シャル : 「─────私は、私達は……今日この日を以って……」
[メイン] 白の聖女エクレシア : そして…山賊だと勝手に思っていた村人の方を向き
[メイン] シャル : 「………"奇跡"に縋るのではなく、"個"として」
[メイン] シャル : ─────生きる。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「あの時は…本当にすいませんでした!」
やっと言えた、本当に伝えたかった事
[メイン] 元山賊A・現村人 : ちらりと、エクレシアの方へ向き。
[メイン] 元山賊A・現村人 : 「気にすんな、おあいこってもんだよ」
[メイン] 元山賊A・現村人 : へっ、と笑う。少し嬉しそうに。
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「……!」
その言葉に
[メイン] 白の聖女エクレシア : 笑顔で、返す
[メイン]
サウザー :
「フフフッハハハハ!!! まったく貴様らも丈夫だ
もはや何が有ろうと貴様らを打ち破れるものはいない
だが貴様らの安寧がそれでも壊れかけるようなことがあれば」
[メイン] サウザー : 巫女の方を向き。
[メイン]
サウザー :
「この聖帝サウザー、聖帝軍を率いて再び降臨しよう
我が……その……友達……として?
……フレンドとしてだ! フハハハハ───!」
[メイン] シャル : 「…………ふふっ」
[メイン] シャル : 少女は初めて、子どもらしく、笑う。
[メイン]
シャル :
「……サウザーさん、で合ってますよね?
……とても、とても面白い方です
それでいて……」
[メイン] シャル : 「─────"愛"に満ち溢れた方です」
[メイン] シャル : にこりと、笑いながら。
[メイン]
サウザー :
「…………」
「う、…………ん」
[メイン]
サウザー :
こっちはというと、一瞬困惑したあと
ぎこちない笑顔になって。
[メイン]
シャル :
「?」
小首を傾げる。よく分かっていない顔。
[メイン] サウザー : エクレシアとことりに誤魔化すように視線を送る。
[メイン] 白の聖女エクレシア : ?マークを浮かべながらも笑みを返す
[メイン]
白鳥ことり :
「あっ…アレやな!」
サウザーの視線を曲解して
[メイン]
白鳥ことり :
「ジャガイモ人参トントントン~♪」
即興で書き起こした歌詞をメロディに乗せて歌い出す。
[メイン] 白鳥ことり : 「作詞作曲うちの『かれぇの唄』です!」
[メイン] 白鳥ことり : 「この歌通りに作れば美味しいかれぇが作れると思います~」
[メイン] 白鳥ことり : 昨日寝る前にゆんゆんはちゃんに作り方教えてもろうておいて良かったわ~。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「!」「カレー!」
[メイン] 白鳥ことり : 「ぜひ広めてください~」
[メイン]
GM :
「おおお~~~~~~~!!!」
「ことりちゃんの新曲だ~~~~!!」
[メイン] GM : 村人も大喜びな様子だ。
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「うおぉ!?あんな後だっていうのに凄い活気…!?」
[メイン]
サウザー :
「フフフフ……フハハハっ!!!
ちなみに発端はおれ! 聖帝サウザーだ! フハハハハハ! ……
……フッ」
ぎこちない感情を誤魔化すように誰も聞いていない自画自賛をしつつ
最後にフッ、と笑えば空を仰ぐ。
[メイン] サウザー : (お師さん……)
[メイン]
サウザー :
(もう一度、温もりを
と何度も考えたが……)
[メイン] サウザー : (しばらくは、いらんようだ)
[メイン]
サウザー :
(その魂、おれの拳の中でまだ眠っていてくれ
このサウザー、南斗の「極星」として
世界を制覇し、あるいは墓標となるまでは)
[メイン] サウザー : 「フフフ……」
[メイン] サウザー : 「フハハハハハハハ───っっっ!!!」
[メイン]
サウザー :
村に響くは
変わらない、聖帝の笑い声と
そして歌姫の歌声に、それに伴う歓声
[メイン]
サウザー :
そして、それを見て
かつてはこの格差社会の頂点に立っていた少女は、誰とも変わらぬ笑顔をこぼしていた。
[メイン] サウザー :
[メイン] サウザー :
[メイン] サウザー :
[メイン] GM : ─────そうしてあなた達は、依頼は失敗した。
[メイン] GM : しかし、旅費含め、あなた達には300万ベリーの報酬は与えられた。
[メイン] GM : 依頼を失敗した件について、酒場店主は
[メイン]
カンナ :
「ん?ああ、依頼の失敗?まぁ冒険者にゃそこまで期待してないしねぇ
正規雇用じゃないしな、あはは~!」
[メイン] カンナ : 「ま、次はきっちり依頼達成してくれりゃいいよ」
[メイン] GM : とのことだった。
[メイン] GM : こうしてあなた達の一つの冒険は、幕を閉じるのであった。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[雑談] system : [ 白鳥ことり ] 経験値 : 47 → 547
[雑談] system : [ 白の聖女エクレシア ] 経験値 : 499 → 999
[情報] system : [ 天童 アリス ] 経験値 : 400 → 900
[メイン] サウザー :
[メイン]
サウザー :
その後、聖帝サウザーは部下の下へと舞い戻った
300万ベリーを持ち、ウッキウキだったが
部下に渡された資金(お小遣い)と、サウザーの現在所持品と報酬金諸々を計算し直すと
30万ベリーの無駄遣いをしていた事が判明し
部下に小うるさい事を言われた、が、サウザーはそんな事よりも気にする事があった。
[メイン]
:
「……サウザーさん、で合ってますよね?
……とても、とても面白い方です
それでいて……」
「─────"愛"に満ち溢れた方です」
[メイン]
サウザー :
「…………」
面向かって、しかも少女にこんな事を言われたのは初めてで
サウザーはベッドの上で上質なシャツ(寝巻)を着て、じっと天井を見つめ続けていた。
[メイン]
サウザー :
そして次第に顔を手で覆い、耳真っ赤にして
こんな状態が2~3日続いた為、小うるさくされた事にショックを受けたと部下に勘違いされたのはまた別の話。
[メイン] サウザー :
[メイン] サウザー :
[メイン] サウザー :
[メイン] 白の聖女エクレシア :
[メイン] 白の聖女エクレシア :
[メイン] 白の聖女エクレシア : あの村を見て、私は他人事のようには決して思えなかった
[メイン] 白の聖女エクレシア : 私達を保護してくれた鉄獣戦線の人達…そういえば
[メイン] 白の聖女エクレシア : あの人たちから嘘も教わったっけ…
[メイン] 白の聖女エクレシア :
[メイン] 白の聖女エクレシア :
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……え~っと…私だけ呼び出していったいどうしたんですか…?シュライグさん…」
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ : 「…エクレシア」
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ : 「お前達2人は純粋でいい奴だ、」
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ : 「特にお前は天竜人とは思えない程…」
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ : 「だけどな…二人共世間を知らなすぎる」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「……へっ?」
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ : 「お前は少しは嘘の付き方ぐらい覚えておいた方がいい…徳に天竜人である事を所かまわずいえば大変な事になるぞ」
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「え…それってマズいんですか…?」
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ : やれやれとした表情で
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ : 「当たり前だ、あいつらが他の人種にした悪行は数知れない」
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ : 「特に追放された天竜人となれば…殺されるぞ?」
[メイン]
白の聖女エクレシア :
「こ……殺っ!!?」
「さ…流石に冗談ですよね!?」
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ : 表情を変えず真顔で
[メイン] 白の聖女エクレシア : 「ほ…ホントなんですね…」
[メイン]
鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ :
「ああ、だからせめて身分の偽り方ぐらい覚えないとな」
「そうだな…例えば…」
[メイン] 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ :
[メイン] 白の聖女エクレシア : ああ…また
[メイン] 白の聖女エクレシア : 皆に会いたいな
[メイン] 白の聖女エクレシア :
[メイン] 白の聖女エクレシア :
[メイン] ゆんゆん : 街の道具屋。
[メイン]
ゆんゆん :
ここでは冒険者が探索するには欠かせない、様々な物が売ってある。
必需品を売る、この村唯一のよろず屋だ。
[メイン]
ゆんゆん :
そしてもう一つ特徴的な点は。
前に大きな広場がある事。
拭き乱れる噴水が置かれ、待合スポットとも名高いが。
[メイン]
ゆんゆん :
私、そしてことりちゃんは……。
なぜかまた、このステージに立ってしまっていました。
[メイン] ゆんゆん : 「……カレーを広める、っていうサウザーさんの教えは確かに尊重しますが……」
[メイン] ゆんゆん : ぐぐぐ、と顔を見上げ。
[メイン] ゆんゆん : 「わ、わざわざ歌う必要はあるのでしょうか!?」
[メイン] 白鳥ことり : ゆんゆんの思いをよそに楽しそうにしている。
[メイン] 白鳥ことり : 「音楽なら詩や曲に姿を変えてその思いを届けるんやで~」
[メイン] ゆんゆん : 「うぅ、な、なんでそんなに楽しげなんですかぁ……!」
[メイン] 白鳥ことり : だってうち、ずっと誰かと一緒に歌いたかったし
[メイン] 白鳥ことり : うちには音楽をやっていた双子の兄がおるんやけど、病気でできなくなってしまっていた。
[メイン] 白鳥ことり : だからこうやってセッションできることはうちにとっては幸せなんや
[メイン] 白鳥ことり : 言葉には出さずに笑顔で応える。
[メイン] 白鳥ことり : 「~♪」
[メイン] ゆんゆん : そんな気持ちを知ってか知らずか。
[メイン] ゆんゆん : 変わらない笑顔、その笑みにふくれっ面も緩んでしまう。
[メイン]
ゆんゆん :
「詩や曲に……想いが変わる……
……カレーの美味しさも、歌で届けよう……そんな感じ、でしょうか」
[メイン] 白鳥ことり : 「あはは~。実際に食べた方が美味しいんやけどね」
[メイン] 白鳥ことり : 「でもこうやって歌に乗せて届けることで、自分も作ってみようって思うやん?」
[メイン] ゆんゆん : ことりの言葉に、確かに、とポンと手を置く。
[メイン]
ゆんゆん :
「……私が歌おう、って思ったのも……
ことりちゃんが、歌に乗せて思いを伝えてくれたから、ですもんね」
[メイン] 白鳥ことり : 「覚えとってくれたんやね。嬉しいわ~」
[メイン] ゆんゆん : 「もちろん……!初めての、その、あの、あれの歌ですから……!」
[メイン]
ゆんゆん :
そう────初めて。
ゆんゆんのとっては、全てが目新しい。
[メイン]
ゆんゆん :
彼女は、友だちが出来なかった。
それというのも、魔術に偏見を持つ者が故郷にいたからだ。
[メイン]
ゆんゆん :
今回の一件でも伝わったように、一般的に魔術というのはまだまだ未開の力だ。
それを扱う者を恐れることは珍しくもない。
ただ、ゆんゆんは子どもの時からそのいざこざに巻き込まれた。
[メイン]
ゆんゆん :
故に、友だちが出来なかった。
この年まで”ぼっち”であった。
[メイン] ゆんゆん : だからこそ────。
[メイン]
ゆんゆん :
「……と、友だち……友だちとの、歌、ですから
ことりちゃんっていう、大切な……友だち」
[メイン] ゆんゆん : 指同士を重ね合わせて、もじもじと恥ずかしげに。
[メイン] ゆんゆん : 「……忘れられるわけ、ありませんよ!」
[メイン] 白鳥ことり : 「うんうん!」
[メイン] 白鳥ことり : 「うちもゆんゆんちゃんのおかげで初心を思い出せて良かったわ~」
[メイン]
白鳥ことり :
この前の一緒に挑んだ依頼のことを思い出す。
あの村で、誰もうちを知らない状態で歌えたのは、ゆんゆんちゃんのおかげでもあった。
[メイン] 白鳥ことり : 「これからもよろしゅうお願いします~」
[メイン] ゆんゆん : その言葉に、にこり。
[メイン] ゆんゆん : 「……うん、これからも……よろしくね」
[メイン] 白鳥ことり : ゆんゆんの笑顔にウインク。
[メイン]
ゆんゆん :
敬語を、外して。
彼女の素として友だちと接する。
[メイン] ゆんゆん : えへへ、とウィンクをもらい照れくさそうにしながらも。
[メイン]
ゆんゆん :
この前の、一緒に挑んだ任務。
いわば”敵”とも言えたかもしれない、そんな冷たい目を持つ彼と対等に話せたのは。
彼女から、自信をもらえたから。
[メイン]
ゆんゆん :
……招待状は送ったけど。
来てるのかなぁ。……それなら嬉しいけど。
[メイン]
ゆんゆん :
「……と、ともかく……あとちょっとで開始時間だね!
二人で、ええっと……『かれぇの唄』!
みんなに、カレーのおいしさ……伝えに行こ!」
[メイン] ゆんゆん : おー、と片手を掲げ。
[メイン] 白鳥ことり : 同じように片手をおー、と掲げる。
[メイン] ゆんゆん : 掲げた空は、今日も快晴。
[メイン]
ゆんゆん :
正しいこととは一体何か?
犠牲の絶えない世界で、叫ぶ声は虚しく消えて行く。
[メイン] ゆんゆん : より良い世界を築き上げるためには、切り捨てなければならないものがあるのでは?
[メイン] ゆんゆん : されど、虐げられし者達の苦痛の声は、いつまでも聞こえ続ける。
[メイン] ゆんゆん : この世界で、何を選択することが"正しい"と言えるのか?
[メイン] ゆんゆん : わからない。
[メイン] ゆんゆん : だから、私たちは想い、願い、伝える。
[メイン]
ゆんゆん :
叫ぶ声は消えても、唄に乗せた想いは消えない。
そう、友だちから教えてもらったから。
[メイン] ゆんゆん : だから、歌おう、謳おう、唄おう。
[メイン]
ゆんゆん :
志
それこそが、私たちの────道。
[メイン] ゆんゆん :
[メイン] ゆんゆん :
[メイン] ゆんゆん :